タイ・バンコク不動産投資
2022/01/06
近年資産運用をされる方、検討される方は多いようです。中には海外にまで手を伸ばし、物価が安い東南アジアでの不動産購入を、多くの個人投資家が注目してきています。そこで、今回はタイ・バンコクでの不動産投資についてお話しします。
タイ・バンコク不動産投資の魅力
タイの2018年現在のGDPは約5,050億ドルで、15年前の3倍を超す水準にまで拡大してきました。そしてそのGDP全体の約4割を製造業が占めています。
高度な工業化、特に自動車製造関連が進んでおり、強くなってきてきているので、タイは「東洋のデトロイト」とも呼ばれています。
今後も経済成長にともなって国民の所得水準も向上していくことが、国際通貨基金(IMF)の予測により期待されています。
また、バンコク中心部における渋滞緩和のため、高架鉄道(BTS)や地下鉄(MRT)などの拡張工事が進められています。
2029年には全長515.3Kmまで達する予定で、それに伴い新しい駅も増えており、新しい駅の周辺では住宅需要が期待されています。
中間所得層の拡大による住宅需要の増加も加わり、タイ不動産の値上がりは大きく期待されます。
外国人でも購入できる不動産
タイでは外国人の土地取得・登記は認められていません。日本人投資家自身の名義で購入できる不動産はコンドミニアム(日本でいう分譲マンション)になります。
コンドミニアムについてはこちらをご覧ください
外国人が購入する際の最低購入価格等は定められていませんので、高級コンドミニアムに限らず、ローカル向けの低価格帯の物件も購入することが可能です。
タイ不動産投資のメリット・デメリット
メリット
・安定した経済成長、国民所得水準の向上により、住宅需要や賃貸需要が期待されます。
・登記費用、印紙税などのコストが日本と比較して安価です。
・賃料収入には非課税です。
デメリット
・現地の銀行ローンの利息が高い
・情報量が少ない
・為替変動の影響を受けることがある
タイ不動産選びの注意点
部屋は景観を重視
日本のように日差しの良い南向きとかは全く関係ありません。逆にタイは強い日差しになりますので、冷房のための電気代がかさむだけです。景観重視の方が人気があります。
土地の所有権の確認
外国人は原則として土地の所有はできないので、土地の所有者が開発会社となっている場合は問題ありませんが、所有権が他の個人で、さらに長期リース契約になっている場合は 注意しましょう。リース契約の期限が切れてしまった時に、必ずしも契約延長ができるとは限りません。 また、コンドミニアムを売却したくなった時に、リース契約期間が少なくなっていると、思うような価格で売却できなくなります。
タイ不動産を購入する手順
タイ不動産を購入するには、購入資金の支払方法や登記手続き要所要所で確認することが大切です。手順を追ってご説明します。
エージェントを探す
タイの不動産購入を考え始めたら、現地の不動産情報を提供してくれるエージェントを探しましょう。
日本国内では不動産の仲介や売買をするには、不動産免許や宅建の資格が必要ですが、海外では免許は必要ありません。誰でもエージェントを名乗れてしまいます。
そうなると、海外不動産に詳しい振りをする詐欺師が近づいてくることもありますので気を付けてください。
また、言語の壁や商いの違いによって、トラブルに巻き込まれることもあります。タイ在住で、タイ語も堪能な日本人エージェントに依頼することも有効な手段です。
物件を探す
見つけたエージェントに物件情報をリクエストし探してもらいます。
投資目的・予算・立地・利回りなど、希望物件の条件を可能な限り具体的に伝えることがポイントです。
物件の視察をする
エージェントから紹介された物件は必ず視察しましょう。外観、内装はもとより、水・電気などのライフライン、駅からの距離のチェックをしましょう。
駅から遠い物件は、バイクタクシーなどを利用できるかなどを現地で確かめることが重要です。
購入、申込金の支払い
物件が決まったら押さえておくための申込金が必要です。多くの場合は物件価格の1%ほどです。
日本国内の金融機関からの送金の場合は、思わぬ時間がかかったりすることがあるので、金融機関へはちゃんと相談し、確認しておきましょう。
エージェントとコンサルティング契約
エージェントとのコンサルティング手数料は物件価格の3%ほどに設定されていますが、エージェントによっても異なります。物件探しを依頼する際には、契約の要否とともに手数料率の確認は必ず事前にしておきましょう。
不動産売買契約
売主と売買契約を締結しますが、タイ不動産の売買契約書は、タイ語または英語で書かれています。外国語で書かれているので、読解するのは大変で手間がかかりますが、多少面倒でも、契約書へサインする前には、必ず内容を一通り把握しておくことが重要です。
特に、購入契約のキャンセルについてやアフターサービスに関する内容などは、後々にトラブルが起きた場合には必要になります。
手付金、中間金の支払い
売買契約が締結されたら、申込金とは別に手付金を支払います。手付金は物件価格の10%〜20%程度ですが、正確な金額についてはきちんとエージェントへ確認しておきましょう。
登記
登記に際しては現地で更に手続きを求められることもあります。手続きの要否についてはあらかじめ確認しておきましょう。
タイでは、手続きが進めば意外と早くに登記済証が発行されます。ただし、それには売主とエージェントの対応スピードが関係するので、受け取り時期の目安を確認しておきましょう。
賃貸運用の開始
物件の引き渡しと登記後に いよいよ実際の賃貸運用ができます。
なお、エージェントとは別に賃貸管理会社を入れる場合は、物件引き渡しまでの間に探しておきましょう。
バンコク不動産でご相談を!
不動産購入の前に、一度バンコクに短期滞在してみることをおすすめします!
現地でタイ・バンコクを感じながら 購入についてのエリア選び、不動産探しなどを検討されるといい物件に巡り合えます。
バンコク不動産はタイに長期在住し、タイ語に堪能な日本人スタッフが、現地ならではの情報をお伝えできます。
ぜひお問い合わせください。