バンコクの不動産事情と部屋探しの基礎情報
2021/12/08
今回は、これからタイ・バンコクへ移住を検討されている方向けにタイの不動産に関しての基礎情報とお部屋探しの基礎情報をお伝えします。参考になれば幸いです。
外国人である日本人はタイで土地、マンションを購入することができる?
土地取得の外資規制
外国人事業法( Foreign Business Act)により、一部の例外を除き外国人はタイの土地を所有することができません。
住居目的の土地所有
4,000万バーツ以上の投資金を持ち、投資期間が3年以上、指定された地域内の土地であるなどの条件を満たした上で大臣による承認が得た外国人は、1,600平米まで土地を所有できる。
企業の土地所有
外国人が登録資本金の49%超の株式を保有している場合、又は、外国人株主が全株主の過半数を占める株式会社は所有できない。
※タイ投資委員会(BOI)奨励企業やタイ工業団地公社(IEAT)認定の工業団地に立地する企業の場合は、外資比率にかかわらず土地取得が可能。
参考サイト
*国土交通省 海外建設・不動産市場データベースサイト
外国人の建物の所有に関して
建物については外国人に対する特段の規制はなく、外国人も所有が可能です。また、コンドミニアム法において、外国人(法人を含む)のコンドミニアムの所有が認められています。ただし、外国人、外国法人が保有するコンドミニアムのユニットの総床面積は、コンドミニアムの全ユニットの総床面積の49%を超えてはならない等の条件があるので注意が必要です。
バンコクで賃貸物件を探す!「コンドミニアム」って何?
治安や利便性の関係で、日本人の駐在員の住んでいる地域はBTSチットロム駅からBTSオンヌット駅の間かシローム・サトーンエリアに集中しています。
また、バンコクで治安が悪いエリアとして有名なのも、日本人が多く住むエリアのスクンビットエリア・シーロムエリアです。お金持ちで無防備な外国人が多いエリアです。日本人が被害者になるスリやひったくりの被害が多発しています。
少しでも被害のリスクを減らすために安全な住居を確保することは非常に大事です。
このエリアの賃貸物件は主に「コンドミニアム」「サービスアパート」「アパート」の3つに分類されます。オンヌット駅より東へ行けば2万バーツ以内でみつかります。
1.「コンドミニアム」
コンドミニアムとは、日本でいうところの分譲マンションのようなものです。分譲マンションを賃貸するとお考え下さい。最近建設されたコンドミニアムはランドマークになるような高層物件や、タワーマンションなどのかっこよい物件が多いです。
コンドミニアムはその広さや築年数の割にはお得感のあるお部屋が多く人気なので、近年数は増えていますが、管理面では少々面倒なところもあります。
同じコンドミニアム(建物)でもお部屋ごとにオーナーさんが違うため、お部屋によって内装や家具・家電等が異なります。人気のあるコンドミニアムでも、部屋によって環境はまったく違いますので注意が必要です。オーナーの物件のため、築浅物件でも不具合発生時に管理事務所の対応を期待できません。
賃貸料についてもオーナーさんと個別交渉となりますが、個人オーナーがほとんどなので、請求書や領収書は基本出ないと場合がほとんどです。また、備え付けの家電に不具合があった場合、その修理対応には時間がかかりがちで、費用も自己負担となる場合が多いです。
また、退去時にはデポジットといって、高額な修繕費を請求される可能性もあります。
不必要なトラブルを避けるためにも、信頼のおける不動産会社を介して賃貸契約をすることをお勧めします。
2.「サービスアパート」
アパートにメイドサービスや様々な付加価値サービスを付けたものが、「Serviced Apartment(サービスアパート)」です。
サービスアパートやアパートは、一人のオーナーや法人が一棟丸ごと所有しているケースが普通なので、タイの不動産業界では「ワンオーナー物件」とも呼ばれたりします。
ざっくりいえばホテルに住む感覚だと思ってください。ほとんどのサービスアパートのレセプション(受付フロント)は24時間受付対応していますし、日本人滞在者向けに日本語が話せるスタッフや日本人スタッフがいる物件もありますので、不測のトラブルの際は安心です。
コンドミニアムと同じように家具家電や寝具や食器、調理器具なども揃っているところが多いので、入居するだけで生活ができる状態です。特に日本人向けのサービスアパートではインターネットやNHK(日本語放送)も完備されている場合が多いので、面倒な契約の必要もありません。単身の方に一番人気なのもうなずけますね。
賃料は、同レベルのコンドミニアムやアパートよりも少し高くなりますが、キャンペーンをしている時期もありますので、お得に契約することも可能です。
最近では高級なサービスアパートメントが外国人の駐在員をターゲットとしたプロモーションをかけているため以前に比べてリーゾナブルなコストで部屋を借りることができるようになりました。
3.「アパート」
棟まるごと賃貸目的につくられたマンションは、タイでは「Apartment(アパートメント)」と呼ばれます。室内が広くて収納も多く、海外でも安心して生活したいご家族に人気があります。アパートのほとんどは法人のオーナーさんが建物1棟を所有し管理しているという物件がほとんどです。
高級アパートは日本人駐在員をターゲットとしている場合が多く、網戸があったり 大きなシンクがあるモダンな台所を設けたりと、日本スタイルを意識して作られている物件もあります。家電のトラブルやお部屋の修繕は、オーナーが契約している管理スタッフが対応してくれるので、コンドミニアムのようなトラブルに発展するようなことはほとんどありません。
賃料は高くなりますが、ファミリーでお住いの方や海外生活が初めての方でも安心して住める高級アパートがバンコクにはたくさん存在します。特にスクンビットには日本人向けの賃貸物件がたくさんあります。たくさんありすぎてきっと迷われることでしょう。
そういう時は、バンコク不動産にお任せください!
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