タイ・バンコクで英語は通じる?タイ人の英語力を探る!
2021/12/02
これからタイ・バンコクで暮らすことを予定している人の中には、タイに一度も来たことがない人もいますよね。
タイは「ほほえみの国」といわれるほど、人々はフレンドリーな国。片言の英語でもコミュニケーションはなんとかなるというイメージがあるかもしれません。しかし、そもそもタイで英語は通じるのでしょうか?
タイの英語環境についてお話しします。
タイ・バンコクで英語は通じる?
東南アジアといえばシンガポールやマレーシア、フィリピンのように英語を公用語とする国もありますが、タイではタイ語が公用語となっています。ただ、全く英語が通じないという訳ではなく地域によりかなり差があります。
バンコクを始めパタヤ、プーケットといった外国人が多く集まる地域やビジネス街は英語が通じる場合がかなりあります。観光地も同様、商店の店員や公共の乗り物やタクシー、トゥクトゥクのドライバーなどは英語が話せる、あるいは理解できる人がいるため通じる場合がかなりあるようです。中には会話は難しくても単語を幾つか並べることで理解してくれることもあります。若い年代の人たちは英語教育を受けてきたこともあり、短い文章など簡単な英語なら通じるケースがあるようです。
タイ・バンコク市民の英語力
世界の112の国や地域を対象とした英語能力のベンチマーク「EF EPI英語能力指数(2021年版)」でタイと日本との英語力を比較してみると日本は78位。そしてタイは100位とタイ人は日本人より少し低い結果となっています。
小学生から英語の授業があり、中高生世代では英語以外の教科の授業も英語で行う制度がかなり前から導入されているほど力を入れてきたタイ。近年は英語を第二公用語とする計画があったほどですが、実現することなく現在に至っています。
ただ、バンコクは観光やビジネスで海外から訪れる人や長期滞在する人が多いため、使用頻度が高くコミュニケーションに必要な言葉として英語が通じる印象です。地域では例えばシーロムやスクンビット、サイアムなどが挙げられます。他にもワットポーなど代表的な観光スポットなどはガイドさんや飲食店など接客で使用するために英語を話せる人が多い傾向にあります。
バンコクで英語はどれくらい通じるのか?よくあるシーンごとに解説
では、バンコクに住んでみてよくあるシーンごとに 英語が通じやすいのかどうかをみていきましょう。
ATMを利用する
バンコクのATMはほとんどがタイ語と英語対応になっています。「Change language」のボタンで英語を選択するだけで簡単に使用できます。タイ語のみというATMは街中では皆無ですので、急に現金が必要になったりした場合でも英語の画面での操作方法をあらかじめ頭に入れておけば問題ないです。
また、最近は日本人が多く暮らす地域やデパートなどにあるATMでは言語を日本語に切り替えて操作できるものもあります。
電車に乗る
バンコクでは、BTSとMRTという二つの電車を利用する機会が多いです。
駅では基本的に、英語対応可能ですので大きな問題は感じません。改札横の受付などにいるスタッフは英語が通じます。特にビジネス街や観光地の付近の駅は英語での対応に慣れている印象です。ただ、それ以外の駅、例えば利用者がほとんどタイ人というような郊外の駅などは通じない場合が多いです。特に駅で仕事をしている清掃スタッフなどは英語での意思疎通は難しいと思ってください。
バスに乗る
電車の駅と比べると、バスターミナルでは英語が少し通じにくいことがあります。
特に外国人対応スタッフではないローカルのスタッフなどは、普段から地元タイの人たちを運ぶ意識で働いている方がほとんど。そのため基本英語での対応ができないようです。
タクシーに乗る
バンコクで生活する場合、タクシーは頻繁に利用することになるでしょう。
基本的にタイ・バンコクのタクシー運転手は英語が通じないと考えてください。日本のように、とりあえず乗ってから説明するという考え方は危険です。大きなタクシー会社でないとナビが付いていない場合もあり、例え自分で場所を説明できるよう調べて準備をしていても英語が通じなければ意味がありません。
そこでお薦めなのがタイ在住の外国人がよく使う「Grabタクシー」です。Grabタクシーとはマレーシアで始まった自動車配車アプリで現在はタイを含めシンガポールやベトナムなど東南アジア各国で利用されています。アプリを起動し行き先を設定したりするだけで料金の支払いまでできるため、言葉の壁を感じることなく行きたいところに行けるので便利です。特に不当な高額料金を請求されるいわゆる「ぼったくり」にあわないという安心感も嬉しいです。
支払いは現金のほか、クレジットカードに紐付けしたGrab Payを使用できます。
スーパー、コンビニ
店舗のある場所によって状況は変わってきます。バンコクのホテルや観光地の近くにあるスーパーやコンビニでは片言英語が通じる可能性が高いようです。
基本的に外国人が多く訪れる地域の店舗や施設は、接客などの対応に必要な言葉として必然的に覚えているようです。反対に市街地を離れた地域の場合、英語はかなり厳しいです。
バンコクの観光スポットとして有名なナイトマーケットも食料品や雑貨の買い物に利用できます。普段から英語での接客に慣れた人が多く短い会話程度なら通じます。
カフェ・レストラン
スーパー、コンビニと同様、バンコク中心部にある大型カフェやレストランでは英語が通じる場合もあるのですが、決してネイティブというわけではありません。
また、郊外のカフェやレストランでは、地元住民の利用が中心ということもあり若いスタッフでも全く話せない人が多いです。
ただ、メニューに英語表記が加えられていたり、店舗によっては英語版メニューが用意されていたりするため注文時に困ることはありませんでした。
そのほか細かい情報はバンコク不動産へ!
バンコク不動産には、タイ・バンコクに永く住んでいる日本人スタッフが常駐しています。タイ語がしゃべれない方はもちろん日本語でしっかりサポート!
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