いまさら聞けないチップ習慣…タイ・バンコクでスマートに暮らす
2022/07/25
タイではチップを渡す習慣があります。日本ではチップがいらない場合が基本なので慣れていない人が多いと思いますが、タイでチップは当たり前のことなのでうまく対応する必要があります。チップを渡すべき場面で渡さないとトラブルになることもあるので、チップを渡してスマートに暮らしたいものです。この記事では、これからバンコクで生活を始める方のために、タイでチップが必要な場面や相場についてご紹介します。
シーン別のチップと相場
世界中から観光や長期滞在で外国人が訪れるようになったため、いつの間にかタイでチップは習慣化しました。日本ではチップは一般的ではなく、高級な旅館などでは「お心づけ」というチップのようなものを渡す習慣があるだけです。そのため、日本人はタイのチップに抵抗を感じるかもしれません。
ただバンコクでスマートに暮らすためにはタイのチップについて理解して慣れることが大切です。
まずは、タイのチップはどんな場面で必要になり、相場がどのくらいなのかをご紹介します。
ホテル
タイでホテルを利用する場合、チェックインすときやベッドメイキング、ルームサービスなどのサービスを受けたときにホテルのスタッフに渡すのが一般的です。
ホテルでコンシェルジュに案内をしてもらったときにも渡します。ただし、道を教えてもらうだけなど簡単なことをお願いした場合は無理に渡さなくてもいいでしょう。時間と手間のかかることをしてもらった場合だけ、感謝の気持ちとして渡せばいいだけです。
ベッドメイキングは部屋から出ているときにしてくれるため、直接スタッフへ渡すことはできません。そのため、枕のところやベッド周辺にチップを置いておくのが慣習となっています。
ただし、無暗に部屋の中に現金を置いておくと、スタッフがチップだと勘違いして持っていくかもいしれないので気を付けましょう。
ホテルでのチップの相場
タイのホテルでチップの相場ハ、ホテルのクラスにより変わってきます。
宿泊費用の安いホテルは20バーツ、ミドルクラスのホテルなら40~50バーツ、最高ランクのホテルなら100バーツです。
ホテルのスタッフに渡す場合には相手を選ばず、ベルボーイやベッドメイキングスタッフなど個別に渡します。ベッドメイキングのスタッフは毎日同じスタッフでないことが多いので、毎日のように渡すのをおすすめします。
レストラン
タイの飲食店にもいろいろななタイプがあり、屋台やローカル食堂、高級レストランまでさまざまです。
屋台のような屋根のないお店でしたらチップは不要ですが、屋根があって冷房設備のあるお店ではチップを払うのがタイの習慣です。
ただし、飲食代金に10%のサービス料が含まれている場合は、チップは払わなくてもいいでしょう。
マナーの良い人はサービス料が含まれていても、黙っておつりの小銭を置いていきます。
こういうのはスマートでかっこいいですよね。
レストランでのチップの相場
飲食店の料金にサービス料が含まれていなければ、飲食代金の5%~10%をチップとして渡します。例えば、飲食代金が1000バーツなら50バーツ、500バーツなら30バーツほどです。
クレジットカードを使った場合はおつりがないので、別にお札でチップを渡すといいでしょう。
タイのレストランでのチップは料理がおいしかったこととサービスへの感謝の気持ちなので、クレジットカードで支払ってもチップを渡しましょう。
マッサージ
タイではマッサージ店でもチップを渡す習慣があります。格安のマッサージ店のスタッフにとってチップは大切な収入なので、忘れずに渡してあげましょう。気持ちのいいマッサージを受けて効果を実感したときは、感謝の気持ちをこめて少し多めのチップを渡す人もいます。
マッサージでのチップの相場
マッサージを受けた場合、チップの相場は50~100バーツほどです。タイのマッサージは時間制のコースを選べるので、90分以上のコースなら100バーツ、それよりも短い時間なら50バーツを渡せばいいでしょう。ただし、マッサージの満足度が高ければ短時間コースでも100バーツ渡してもいいですし、満足できなかった場合は20バーツほど渡すだけでもかまいません。
ゴルフ
タイではゴルフコースを周るときに世話をしてくれたゴルフ場のキャディさんにチップを渡します。また、打ちっ放しの練習場でゴルフクラブを持って世話をしてくれたスタッフにもチップを渡すのが一般的です。
ゴルフの時のチップの相場
ゴルフ場のキャディさんにチップを渡す場合、相場は300~500バーツほどになります。
ただし、最近のチップの相場は上昇しているので、最低でも400バーツは渡すのが無難です。
打ちっ放しの練習場で世話をしてくれるスタッフはそれほど長い時間拘束するわけではないので、相場は20~50バーツほどです。
カラオケ
タイのカラオケは日本と違って、横に女性が付いてお酒をいっしょに飲んだりカラオケを楽しんだりします。日本のスナックやラウンジと同じです。お店で横に付いて接待してくれた女性には、帰り際に必ずチップを渡しましょう。
カラオケでのチップの相場
カラオケ店で横に付いてくれた女性には、100~500バーツほどのチップを渡すのが相場です。お店からいっしょに食事へ行く場合は、タクシー代込みで500~1,000バーツを渡します。これとは別にお店のママやスタッフのために300バーツほどチップを渡すといいでしょう。
ガイド
タイは国際的な観光立国なので、ガイドを付けてくれるツアーがかなりあります。日本人向けのツアーは料金が高めに設定してあり、ガイドさんの給料も高めなので、チップはいらないので渡さなくて大丈夫です。ただし、ガイドさんががんばって良いガイドをしてくれたと思ったときは、チップを渡してもいいでしょう。
ガイドでのチップの相場
ガイドさんのチップはあくまでも感謝の気持ちなので相場はありませんが、100バーツほど渡しておけばいいでしょう。
タクシー
タクシーに乗って料金を払う時に、小銭のおつりはチップとして渡すのが一般的です。タイのタクシーでは当たり前のことなので、タクシーの運転手はおつりをチップとして認識しています。そのため、おつりを返そうとしなかったり、小銭がないと言ったりしてくることもあります。
普通に街でタクシーを利用する場合はチップを渡さなくても問題ありませんが、大きな荷物を積んだり降ろしたりするのを手伝ってもらった場合には、感謝の気持ちを込めてチップを渡します。
タクシーでのチップの相場
運転だけしてもらった場合は、おつりをそのままチップとして渡せばいいでしょう。荷物の積み下ろしなど運転以外のことを手伝ってもらった場合は、おつりとは別に20バーツほど渡すのが一般的です。
チップの渡し方は
タイでチップを渡す場合、必ずお札で渡しましょう。チップを渡すタイミングは、直接会っている人には別れ際です。クレジットカードで支払った場合でも、支払いとは別にお札でチップを渡すのをおすすめします。クレジットカードで支払った場合にはチップを渡さない人もいますが、チップは感謝の気持ちを込めたものなのでできるだけ渡しましょう。チップを渡しておくと、次回利用したときに良いサービスを受けられるメリットもあります。
チップを渡す場合は、前もってお札を準備しておきましょう。チップを渡す直前にモタモタするのは、スマートではありません。前もってポケットへしのばせておいて、すっと渡すのが格好いいですよ。
チップを渡さなかったら?
チップを払わないと露骨に次回のサービスの質が低下することがあります。例えば、ホテルのベッドメイキングの人にチップを渡さなかった場合、ベッドのシーツをいい加減にセットしたり、最悪の場合はベッドメイクをしてもらえなかったりということもあるのです。チップは良いサービスを受けたことに対する感謝の気持ちを表したものなので、サービスの質が悪かった場合以外は気持ちよく払うことをおすすめします。
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今回は、タイのチップが必要な場面や相場、渡し方についてご紹介しました。タイのチップの習慣を理解して、バンコクでスマートに暮らしたいですね。初めての土地で、新しい仕事、新しい習慣…ストレスも疲れも想像以上に大変なことと思います。
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バンコク不動産はバンコクの人気スポット「春らんまん Comic Cafe & Bar」を運営する春らんまんグループの会社ですバンコク最大の漫画喫茶も運営しています。商談を喫茶スペースで行うことも可能です。弊社は2015年からタイ・バンコクで日本人向け不動産紹介業(サービスアパートからコンドミニアム)を行っています。2022年6月にバンコク不動産仲介業の老舗「タカラホーム」より不動産事業の譲渡を受けました。ますます便利に、ますます正直な不動産会社として頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。