下町のローカルな雰囲気と異国情緒が混在するプラカノンをご存知でしょうか。近年のバンコクは近代化が進み、ローカルな雰囲気を残しているエリアは少なくなりましたが、プラカノンは庶民的な雰囲気があり活気に満ちています。バンコクの他のエリアにはない独特な雰囲気を好んで、移住してくる人もいるほどの人気エリアです。コンドミニアムも増えていて、ローカルな雰囲気のエリアに住んでみたい人は、プラカノンについて知りたいでしょう。この記事では、プラカノンの場所や特徴などについてお伝えします。

プラカノンの場所

プラカノンはトンロー・エカマイの東側の位置にある都の行政区の一つで、BTSオンヌット駅からウドムスック駅くらいまでのエリアです。BTSプラカノン駅はワッタナー区に属しています。オンヌットエリアに隣接していて、交通渋滞がなければスワンナプーム空港まで約30分でアクセスが可能です。

プラカノンの特徴

以前のプラカノンは、プラカノン市場を中心としたバンコクの下町エリアでした。バンコクでローカルな雰囲気のあるエリアといえばプロンポンやトンロー、エカマイなどがありますが、プラカノンの方がローカルな雰囲気は色濃く残っています。大都会バンコクでありながら、街を歩いていてもホッと安心できる雰囲気があるのがプラカノンです。

ローカルな雰囲気が残っていますが、最近では駅周辺に「Summer Hill」という小さなモールができ、テナントには多くの飲食店やカフェが入居しています。また、小さな通りを入ると閑静な住宅街が広がり、周辺には業務用スーパーもあるので日々の買い物の利便性も高いエリアです。地元民が日々利用しているプラカノン市場へ行けば、新鮮な野菜や果物を安く買えます。生活の利便性に魅力を感じて移住する日本人も増加しています。プラカノンは絶妙なローカル感が魅力のエリアです。

交通アクセス

バンコクの駐在員の方でバンナーやサムットプラカーン、チョンブリーなど東方面の工業団地へ通勤される場合、スクンビットの交通渋滞に悩まされます。プラカノンは高速道路の入口に近く、渋滞を回避して短時間での通勤が可能です。またBTSプラカノン駅のすぐ前がラマ４世通りの起点となっているため、サトーン方面へ通勤する方にもプラカノンは便利なエリアです。

日本人居住率

プラカノンは生活しやすい環境が整っているため、日本人の移住者が増加しています。プラカノンの居住者のうち2割ほどが日本人ではないかと考えられます。プラカノンに居住している日本人は、単身のバンコク駐在員や現地採用の方が多いようです。日本人居住者の多いトンローやプロンポンと比べると、プラカノンには家賃が安く、広い部屋の物件が多いという特徴があります。バンコクへ移住して日本人居住者の多いエリアに住みたいという方もいれば、あまり日本人のいないエリアに住みたいという方もいるでしょう。せっかく海外」へ移住するのなら、日本人の少ないエリアで現地に馴染みたいという方には、プラカノンはおすすめです。

通学・通園について

プラカノンに隣接するエカマイやオンヌットにはインターナショナルスクールがあり、子供さんを通学させたい方にはおすすめです。また、日系の幼稚園やタイの幼稚園もあるので、小さな子供がいる方は通園が楽です。ただし、日本人学校は少し遠い場所にあるため、トンローやプロンポンよりも通学バスのルートが遠くなり時間がかかるというデメリットがあります。登下校に時間がかかり、子供と親には負担となることに注意してください。

ショッピング施設

ローカルな雰囲気が魅力のプラカノンですが、ショッピング施設も充実しています。ここでは、プラカノンの代表的なショッピング施設を紹介します。

Summer Hill

BTSプラカノン駅のすぐ横にある商業施設で、テナントにはおしゃれなカフェやショップが入っています。日本食店やトレジャーファクトリー、日用品を安く買えるセカンドハンド、ハウジング品を購入できる店などがあり、プラカノン駅の周辺に住んでいる人には便利です。

タイシンスクエア

ＢＴＳプラカノン駅の出口①を出てすぐの場所にあるモールです。ショウルーム中心のモールで、日本料理の秋吉やスパ、カルチャーセンター、メーカーなどが入っています。

HABITOモール

HABITOモールはそれほど有名なショップは入居していませんが、おしゃれなショップが多い商業施設です。モール内は整然とした雰囲気なので、のんびりとお店を見て回れます。周辺には大型のコンドミニアムが多いため、その居住者に合わせて高品質で中価格の商品を揃えたお店が多いのが特徴です。離れた場所からでも来やすいように、無料シャトルバスを走らせています。

格安！ローカル食堂

ローカルな雰囲気のプラカノンですが、安くておいしいローカル食堂もたくさんあります。
ここでは、プラカノの格安なローカル食堂を紹介します。

食堂ジョーンロー

プラカノン通りＰＤ２（ソイ２）にあり、深夜まで営業しているローカル食堂です。肉類、魚介類、野菜など豊富なメニューがそろっていて、５０～１００バーツほどの格安料理ばかりです。タイ人がやっているローカル食堂ですが、英語のメニューもあるので安心して注文できます。

タイ料理の屋台ホーヂア

プラカノン通りのソイ７１・プラカノン通りにあるタイ料理の屋台で、朝まで営業しています。
ムーサテ（イスラム風豚の串焼き）、ガイサテ（鶏の串焼き）、野菜と海鮮の辛味和え、モツの辛味スープなどのメニューがあります。
チャンビールやタイウイスキーをコンビニの値段にちょっと上乗せした価格で提供してくれます。料理も格安なので、お財布にやさしい屋台です。

ルアテーク

プラカノン通りからソイ3に入って10メートルほどのところにある麺屋台です。屋台としては中から大規模で、朝6時から深夜1時過ぎまで営業しています。鶏足煮込み麺はタイの麺コンテストで全国第3位したほどのおいしさです。

クラドゥーク・ムー

スクンビットのプラカノン通りを入ってソイ１４をちょっと歩いたところにある人気のローカル食堂です。おすすめは、オイスターソースをまとった肉厚の海の幸や玉子春雨、マスのこんがり焼き、カニシュ－マイ、カニチャーハンで、海の幸をふんだんに使用していても一品１３０バーツほどでとてもリーズナブルです。

日本食のお店

プラカノンにはタイ料理だけでなく日本食レストランもあります。ここでは、有名な日本食のお店を紹介します。

なぎ屋

なぎ屋は日本食の食べ放題店で、安いだけでなくクオリティーが高いため人気のあるお店です。２時間食べ放題のシステムで、豊富な種類のお寿司や刺身、おつまみ、サラダ、揚げ物、焼き物、ご飯もの、うどん、デザートが提供されています。豊富なメニューがそろっていて、料金は４９９バーツ（約１８００円）とリーズナブルです。

うま食堂

BTSプラカノン駅周辺に4店舗を構える日本食の定食屋です。定食を安くたくさん食べられるお店で、ご飯やお味噌汁はおかわりが自由です。定食メニューは180～250バーツほどで、テイクアウトできます。プラカノン駅周辺に限定されますが、電話注文によるデリバリーもしてくれます。男性だけでなく女性にも人気の定食屋さんです。

アビーズキッチン

プラカノン ソイ 14にある焼き鳥のおいしい居酒屋です。やや小さめの焼き鳥は味が良く、種類が豊富なので満足できます。焼き鳥以外には親子丼もおいしくておすすめです。
駅から少し離れているので、歩くのが苦手な人はタクシーで行くのをおすすめします。

プラカノン市場

BTSプラカノン駅とオンヌット駅の中間の川沿いにあるローカルな市場で、プラカノン駅から徒歩10分ほどで行けます。プラカノン駅の周辺は近代的な雰囲気がありますが、プラカノン市場はタイ人が多くローカルな雰囲気いっぱいです。バンコクには観光客向けになっている市場がありますが、プラカノン市場は完全にローカルで観光客はほとんどいません。押し売りがないので、ゆったりとした時間を過ごしたい人にはおすすめの市場です。
プラカノン市場には野菜や肉、魚などが売られていて、肉はまとめて買うと安くなります。
食品を扱うエリア以外にも衣類を扱うエリアもあります。

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今回は、プラカノンの場所や特徴などをお伝えしました。プラカノンはローカルな雰囲気のあるエリアですが、家賃は安く住みやすいおすすめのエリアです。プラカノンのマンション、アパート、コンドミニアムなどの賃貸情報ならバンコク不動産におまかせください！

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