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お役立ちコラム

海外移住におすすめの東南アジア。その魅力や物価について解説

2021/12/08

海外移住におすすめの東南アジアの魅力と物価について解説

海外の移住先として人気が高まっている東南アジア。本記事では東南アジアが移住先としてなぜ注目されているのか、その理由を解説していきます。

東南アジアでもおすすめの移住先やそのポイントを紹介するので、移住を考えている方やこれから東南アジアに住む予定のある方はぜひチェックしてください。


長期滞在、移住に人気の東南アジア。その理由は?

海外移住におすすめの東南アジアの魅力と物価について解説

東南アジアはマレー諸島やインドシナ半島に位置するエリアで、代表的な国はタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどです。

外務省が発表している「海外在留邦人数調査統計(令和2年版)」では、東南アジアで日本人が永住している国で多いのはフィリピン、シンガポール、マレーシア、タイとなっています。

国 日本人在住者 昨対
フィリピン 5,881人 +3.9%
シンガポール 2,291人 +20.1%
マレーシア 1,999人 +7.5%
タイ 1,766人 +7.7%
インドネシア 1,138人 +5.9%
ベトナム 320人 +0.9%

一般財団法人ロングステイ財団が発表している「ロングステイ希望国・地域2019」の調査結果によると、ロングスティ先として人気のある国の上位10ヶ国のうち、6ヶ国を東南アジアの国が占めています。

人気順位 国
1位 マレーシア
2位 タイ
3位 ハワイ
4位 フィリピン
5位 台湾
6位 オーストラリア
7位 インドネシア
8位 ベトナム
9位 シンガホール
10位 カナダ

それではなぜ移住先として東南アジアが人気なのか、その理由を紹介します。


1.ビザの取りやすさ

海外移住におすすめの東南アジアの魅力と物価について解説

理由の一つとしてはビザの取得がほかの国に比べて容易なことです。海外移住をするときは必ず移住先の国が定めている移住・長期滞在を許可するビザを取得する必要があります。

ここでは東南アジアの国のビザの種類や取得条件、有効期間をいくつか紹介します。


タイ

50歳以上であればノンイミグラントOビザ、またはリタイアメントビザの申請が可能。

条件:・80万バーツ以上をタイの国内にある銀行に3ヶ月間預金していること、または月65,000バーツ以上の年金収入があること
   ・タイの医療保険に加入していること

有効期間:1年(更新可能)


マレーシア

年齢制限のないマイ・セカンドホームと呼ばれるビザの申請が可能。

条件:・50歳以上の人はマレーシア国内の銀行口座に15万リンギットの預金があること、または、日本で月1万リンギット以上の収入があること
   ・50歳未満の人はマレーシア国内の銀行口座に30万リンギットの預金があること、または、日本で月1万リンギット以上の収入があること

有効期間:10年(更新可能)


フィリピン

35歳から特別居住退職者ビザの申請が可能。預託金は2万ドル、年金受給者は1万ドルです。

条件:フィリピン国内の銀行口座に2万ドル、年金受給者は1万ドルの預金があること

有効期間:毎年360ドルの手数料を払うことで何年でも更新が可能


インドネシア

55歳からリタイアメンドビザの申請が可能。預金額は安価ですが、一定額の居住施設の購入、または賃料の支払い、雇用や保険の加入義務など、細かい条件があります。

条件:インドネシア国内の銀行口座に月1,500ドルの預金があること

有効期間:1年間(5年まで更新可能)
     その後も滞在する場合は永住権の申請が必要


2.物価の安さ

海外移住におすすめの東南アジアの魅力と物価について解説

東南アジアの最大の魅力は物価の安さではないでしょうか。世界中の都市や国々の生活情報を管理するデータベース、Numbeoの発表をもとに、東京の物価と家賃を100とした場合の東南アジアの物価・家賃を紹介します。

都市 物価 家賃
東京 100 100
バンコク(タイ) 60.2 59.8
クアラルンプール(マレーシア) 45.8 33.5
マニラ(フィリピン) 47.4 59.9
ジャカルタ(インドネシア) 46.9 42.7
シンガポール 93.1 151.7
プノンペン(カンボジア) 53.3 39.7
ハノイ(ベトナム) 40.9 27.5

また、東南アジアの都市の生活費は以下の通りです。

Rank 都市 生活費※家賃除く
1 シンガポール 85.59
2 マカティ(フィリピン) 59.45
3 バンコク(タイ) 55.44
4 パタヤ(タイ) 52.00
5 プーケット(タイ) 50.95
6 プノンペン(カンボジア) 49.07
7 チェンマイ(タイ) 47.24
8 バリ(インドネシア) 46.01
9 プタリン・ジャヤ(マレーシア) 44.24
10 ダバオ(フィリピン) 44.10

シンガポールは日本と同じ水準で家賃はむしろ高いですが、それ以外の国のほとんどは想像通り安くなっています。


3.過ごしやすい気候

海外移住におすすめの東南アジアの魅力と物価について解説

東南アジアは日本と気候が異なり、雨季・乾季・暑季があります。年間を通しての気温は平均25~28℃で比較的過ごしやすい環境です。

ここでは東南アジアの気候や国の基礎情報を紹介します。


タイ

日本との時差 -2時間
主要都市 バンコク(首都)、ノンタブリー、チェンマイ
人口と平均年齢 6,900万人 / 37歳
在住している日本人 79,000人
気温 最高気温 39度 平均気温 29度 
気候 雨季 5~10月、乾季 11~3月、暑季 3~5月
言語 タイ語
宗教 仏教


マレーシア

日本との時差 -1時間
主要都市 クアラルンプール(首都)、ジョホールバル、コタキナバル
人口と平均年齢 2,900万人 / 27歳
在住している日本人 26,700人
気温 最高気温 33~34度 平均気温 30度
気候 雨季 10~3月、乾季 4~9月 (西部の雨季は3~4月初旬、10~11月)
言語 マレー語
宗教 イスラム教


フィリピン

日本との時差 -1時間
主要都市 マニラ、セブ、ダバオ
人口と平均年齢 10,100万人 / 23歳
在住している日本人 17,800人
気温 最高気温 34度 平均気温 26度~27度
気候 雨季 6~11月、乾季 12~5月、暑季 4~5月
言語 タガログ語、英語
宗教 キリスト教


インドネシア

日本との時差 -2時間
主要都市 ジャカルタ(首都)、パンドン、スラバヤ
人口と平均年齢 25,000万人 / 29歳
在住している日本人 19,400人
気温 最高気温 32度 平均気温 28度~29度
気候 雨季 11~3月、乾季 4~10月
言語 インドネシア語
宗教 イスラム教


シンガポール

日本との時差 -1時間
主要都市 シンガポール
人口と平均年齢 5,700万人 / 40歳
在住している日本人 36,800人
気温 最高気温 33度 平均気温 26度~28度
気候 雨季 11~2月、乾季 3~10月、暑季 6~8月
言語 英語、マレー語、中国語、タミール語
宗教 仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教


カンボジア

日本との時差 -2時間
主要都市 プノンペン(首都)
人口と平均年齢 1,500万人 / 24歳
在住している日本人 4,200人
気温 最高気温 40度 平均気温 28度~29度
気候 雨季 6~10月、乾季 11~5月、暑季 4~5月
言語 クメール語
宗教 仏教


ベトナム

日本との時差 -2時間
主要都市 ハノイ(首都)、ホーチミン
人口と平均年齢 6,700万人 / 31歳
在住している日本人 23,100人
気温 最高気温 33度 平均気温 20度~28度
気候 雨季 5~10月、乾季 11~4月
言語 ベトナム語
宗教 仏教、キリスト教


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