タイ・バンコクのマンション情報
2023/03/16
日本では高嶺の花のタワーマンションですが、日本と比べて物価の安いタイ・バンコクでは、高級マンションに住むのも夢ではないかもしれません。今回は、タイ・バンコクのマンション事情についてお話しします。
タイ・バンコクでマンションとは
近年日本では東京や大阪といった大都市以外でもタワーマンションと呼ばれる高層建築のマンションが増えています。東京都の虎ノ門にある「虎ノ門ヒルズレジデンス」はオフィスと住戸の複合型ですが、一番高い住戸が46階にあります。大阪府の「The Kitahama(北浜タワー」は59階建てのタワーマンションで、こちらはオフィスとの複合型ではないタワーマンションとして日本一の高さを誇ります。いずれも超高層ビルと肩を並べるほどの高さです。タワーマンションは幅広い世代の人たちが憧れる高級マンションです。
タワーマンションは法的な基準はなく、階数も定義がありません。ただし建築基準法や消防法などに照らし合わせ「高さ60m以上、階数およそ20階建て以上の住居用建築物」といわれています。
一方タイ・バンコクでは日本の大型マンションは「コンドミニアム」にあたりますが、日本のような厳しい建築基準がないので多くのコンドミニアムが20階以上の高層建築となっていて、ほとんどが日本でいうところの「タワーマンション」となります。
バンコクでは高級マンションが増えている!
タイは長年経済成長を続けている国。タイの首都で経済面でも中心都市といえるバンコクは次々と外国企業が誘致されるなど周辺の国々でのビジネスの拠点にもなっています。更に観光地としても発展を続けていて、世界中から多くの人が集まってきます。そのためバンコク市内には大型の商業施設の建設ラッシュです。また、滞在期間やスタイルに合わせたマンション、ホテルなどの宿泊施設の建設が進んでいるのです。
国の経済の成長と共に物価も上がっているタイで、特にバンコクはお金に余裕のある人が集まるエリアでもあることから、高級マンションの需要が加速し次々と建てられているのです。
バンコクでマンションが多いエリア
バンコクのタワーマンションは、高級住宅地はもちろん高級ホテル、シティ型リゾートホテルが集まるエリアなど様々なエリアに点在しています。ここからはバンコクの中でタワーマンションが多く集まるエリア、人気エリアをご紹介します。
トンローエリア
トンローエリアはタイの富裕層の人たちや外国人駐在員が多く暮らしていて、バンコクの中でも指折りの高級住宅街として有名です。日本人も多く暮らしていて、全室が日本人居住者という物件も少なくありません。そのためこのエリアには日本食のレストランも多くあります。
昔ながらの雰囲気も残っていますが、近年はデパートやお洒落なレストランなども多くなりバンコクのトレンドに敏感な人たちに人気のエリアともなっています。
このエリアはスクンビット通りやその脇道(ソイ)でも比較的道幅のある場所にタワーマンションが建っています。一見高級ホテルといった外観で、セキュリティも万全、コンシェルジュが24時間待機し住民の生活をサポートしてくれる至れり尽くせりなマンションも珍しくありません。
プルンチット・ラチャプラソン
バンコクの中心地にあるこのエリアはとても景観が良いことで有名です。アメリカ大使公邸を始め、スイス、ポーランド、スウェーデンなど各国の大使館が集まるのもこのエリア。大通りに面した場所にはショッピングモールが幾つもあり、周辺にはイタリアン、中華、日本食など様々なレストランが至るところにあります。
また、オフィスビルも集中していることからビジネスマンが行き交う様子は日常的に見られるこのエリア。エラワン廟やアマリンドラディラジャ廟といった寺院や礼拝所も点在していることから多くの人が訪れる賑やかな街でもあります。
エリア内に建ち並ぶ5つ星や4つ星のホテルの中にタワーマンションが建っています。このエリアはホテルの会社が開発販売しているタワーマンションがあるのが特徴です。
リバーサイド
バンコクの中心を流れるチャオプラヤー川。その両岸に「マンダリン・オリエンタル・バンコク」や「シャングリラ・ホテル・バンコク」など層々たる5つ星ホテルが建ち並ぶ高級ホテルエリアです。
周辺にはタイ最大規模のショッピングモール「アイコンサイアム」といった人気スポットや観光名所のワットポーを始めとした三大寺院があり、タイの富裕層や流行に敏感な若者、更に外国人観光客など様々な人たちが訪れます。
プルンチット・ラチャプラソン同様、この辺りもホテルによって建てられたタワーマンションが多いのが特徴。一流ホテル並みのサービスを受けながら快適な暮らしが約束されています。
中心街からはやや離れているのでビジネスマンには少し不便なエリア。そのため、タイの富裕層や既にリタイアしている外国人が多く暮らしているようです。
バンコクの中心街
中心街というとオフィスビルやデパート、ホテルなどが建ち並ぶイメージがありますが、バンコクの中心街には幾つもタワーマンションが建っています。
例えば、バンコクの日本人街とも呼ばれるスクンビットにはエリアを通るBTSのナナ駅に直結したタワーマンションが建てられています。最も日本人の多いスクンビット中心からは少し外れますが、通勤にも便利で一駅先のアソーク駅や二駅先のプロンポン駅などは買い物にも便利なことから好立地といえます。
スワンナプーム駅からバンコクへと向かうエアポートリンクのマッカサン駅近くではこの地区の開発に伴い建てられたタワーマンションが話題に。レストランやオフィスも入っている複合型タワーマンションで、ビール会社として有名な「シンハー」が開発したのです。ここは地下鉄ペッブリー駅に直結していて、駅からはスカイウォークでマッカサン駅に繋がっていることから周辺住民の散歩コースとしても人気です。
バンコクのマンションの購入価格
ひとことで「高級マンション」といっても具体的に幾らくらいなのかイメージできない人も多いかと思います。バンコクでは1㎡につき30万バーツ(約110万円)以上という高額な物件もあります。2ベッドルームの部屋の広さは100~170㎡なので、バンコクの高級マンションは1つの住戸で1億円を超えるケースもあるということです。
例えば日本ではマンション価格のランキングで常に上位を占める港区のマンションの坪単価の平均が540万円とのこと。バンコクでも500万円以上の坪単価の物件が増えているので、日本の港区と変わらない状態になってきているといえます。
やはり高嶺の花なのかもしれませんね…。
バンコクのマンションの賃貸価格
賃貸価格はエリアやアクセスの良さといった条件、付帯するサービス内容、共用施設の内容などによりかなり幅があります。
1ベッドルーム(60~80㎡)・・・75,000バーツ(約285,000円)~
2ベッドルーム(100~170㎡)・・・120,000バーツ(約456,000円)~
3ベッドルーム(155~225㎡)・・・200,000バーツ(約760,000円)~
などとなります。
(2022年現在)
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是非、バンコク不動産をご用命ください。弊社は2015年からタイ・バンコクで日本人向け不動産紹介業(サービスアパートからコンドミニアム)を行っています。2022年6月にバンコク不動産仲介業の老舗「タカラホーム」より不動産事業の譲渡を受けました。ますます便利に、ますます正直な不動産会社として頑張ります。弊社の運営する日本の漫画が読める「春らんまんカフェ&バー(春カフェ)」、併設している熟成Pizzaが大人気の「春らんまんPizza & Bar」にも是非お立ち寄りください。