タイ・バンコクのアパートメントとは?
2023/03/08
タイ・バンコクへの駐在が決まった方、または移住を検討されている方にとって、「住まい」は重要な要素です。
タイ・バンコクで長期滞在する場合にはコンドミニアムかアパート、もしくはサービスアパートメントに入居するのが一般的です。共有施設としてプールやジムなども完備されているコンドミニアムは家族での滞在者などに人気ですが、日本のアパート同様管理事務所がトラブル時の対応をしてくれて安心なアパートも人気。更にレセプションにスタッフが常駐しホテルに滞在するようにサービスを受けながら生活できるサービスアパートメントは単身赴任などに人気が高いようです。
今回は「アパートメント」のなかでもサービスが充実した「サービスアパート」についてご説明します。
タイのサービスアパートとは
日本では聞きなれない「サービスアパートメント」。アパートとホテルの中間といえる形態で、建物の外観や内装は豪華でレセプションやロビー、レストランがあるなどホテルと変わりません。室内の清掃やベッドメーキング、タオルの交換などホテルと同様のサービスが付いているので長期滞在の単身者に便利です。
アパートにメイドサービスや生活備品といった付加サービスを付けた「アパート系」、ホテル並みのサービスが付いていて“ホテルに暮らす”といった印象の「ホテル系」の2種類があります。
サービスアパートの良いところ
サービスアパートメントはサービスや管理体制などが充実していてとても便利。慣れない土地で一から準備をしなければならない不便さや不安がありません。
生活のための準備が不要
ベッドやテーブルといった家具や洗濯機、テレビなどといった大型の電化製品はもちろん、ドライヤーやトースターなど小型の電化製品や調理器具、寝具などの生活用品が一通り揃っているので、入居したその日から生活をスタートできます。
電話回線やインターネットの通信回線、NHKの日本語放送なども既にセットされている物件が多く、入居時の契約手続きや退去時の解約手続きなどのわずらわしさもありません。
セキュリティ面での安心感
レセプションにスタッフが常駐していて安心。特にホテル系は24時間対応が基本となっていて、日本語が話せるスタッフや日本人のスタッフがいる場合もあります。建物内への出入りのチェックはもちろん、室内での様々な不具合など困りごとにも対応してくれます。
ほとんどの物件で不在時の郵便物の受け取りやランドリーサービスなども対応してくれます。
立地の良さ
閑静な住宅街などに多いコンドミニアムやアパートメントに比べ、サービスアパートメントは駅前などアクセスの良い場所にある物件が多いのも特徴です。バンコクのビジネス街、シーロムやスクンビットのアソークといったエリアにはかなりの数のサービスアパートメントがあります。特にスクンビットは日本人が最も多く住んでいるエリアと言われていて大きな商業施設もあるなど利便性が高いことで有名。そういったエリアの、しかもBTSや地下鉄の駅に近い場所を選ぶとかなり便利で快適な生活ができると思われます。
充実したサービス
特にホテル系のサービスアパートメントはその名のとおりホテルに滞在しているように快適に過ごせるサービスが沢山備わっています。これまでに挙げた清掃やタオル交換などだけでなく、駅まで距離がある場合は送迎サービスが付いている物件もあります。併設されたレストランで食事をする場合は家事をする必要もなく仕事が忙しい人にとっても便利です。
サービスアパートで注意すべきところ
まず、近年特に建設ラッシュとなっているコンドミニアムに比べ数が少ないことが挙げられます。また、ホテルと併設されている場合もあり、短期旅行者などの利用もあるため入居者の入れ替わりが多く落ち着かないと感じる人もいるようです。
サービスアパートメントは入居して直ぐに普段通りの生活ができることやサービスが充実していることなどはメリットなのですが、入居時に備え付けの家具や家電その他生活備品以外、自分の生活に合わせ新たにリクエストしたりすることが難しいです。これは入居者へのサービス内容についても同じで、個別の希望にはなかなか対応して貰えません。
また、電気や水道といった公共料金を家賃に含んでいる場合がほとんどなのでコンドミニアムに比べ賃料が高い場合が多いです。中にはコンドミニアムよりも高めに公共料金を設定している物件もあるので、入居契約の際には細かく確認をしておく必要があります。
サービスアパートの家賃相場
エリアによってもかなり違い約3万~30万バーツと幅があります。同クラスのコンドミニアムやアパートと比較すると賃料が高い印象です。メイドサービスがついているような物件は単身向けのワンルームでも4万バーツ(約15万円)以上はかかります。ただし、メイドサービスを週に1~2回にするなどして減額交渉することができる場合もあるので相談してみるのも良いかと思います。
ホテル系のサービスアパートメントは建物内にレストランが併設されていて入居時に交渉して割引クーポンがもらえるといったケースもあります。契約の際にそういった付加サービスの確認をして費用を抑えることも可能です。
時期によってはプロモーション価格があるので調べてみることをおすすめします。例えばここ数年は新型コロナウイルスの影響によりタイへの外国人の入国制限があるので、駐在員の新規赴任も減っていて家賃相場が下落しています。それにより家賃が20~30%安くなったり、2名分の朝食が付いたりランドリー代が30%オフになるといった物件もありました。
サービスアパートメントは生活備品が完備されているので、家具や電化製品などを買い揃えることなどトータルで考えれば割安ともいえます。特に単身赴任の人にとっては細かな手続きや生活の準備の必要がなく、入居して直ぐに生活のリズムを整えられることから人気が高い物件でもあります。
タイ・バンコクのサービスアパートのお問い合わせ先
是非、バンコク不動産をご用命ください。弊社は2015年からタイ・バンコクで日本人向け不動産紹介業(サービスアパートからコンドミニアム)を行っています。2022年6月にバンコク不動産仲介業の老舗「タカラホーム」より不動産事業の譲渡を受けました。ますます便利に、ますます正直な不動産会社として頑張ります。弊社の運営する日本の漫画が読める「春らんまんカフェ&バー(春カフェ)」、併設している熟成Pizzaが大人気の「春らんまんPizza & Bar」にも是非お立ち寄りください。