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お役立ちコラム

バンコクの移動は電車が超便利!

2022/08/31

バンコク市内の電車活用方法を伝授します

コロナ前と比べるとバンコクの交通渋滞は緩和されましたが、コロナが収まってきてからは交通渋滞がまた問題となっています。バンコクの交通渋滞が激しくなる時間帯は決まっています。朝は通勤通学ラッシュと重なる7時〜9時、午後は15時ごろ、夕方の帰宅時間と重なる17時〜18時で一日のピークを迎えます。バンコクでは一般の車両だけでなく、送迎バスが多く走っているため、決まった時間帯に道路を走行する車両が多くなるのです。この世界的に有名なバンコクの交通渋滞を避けて、安く確実に移動するには電車の活用が一番です。今回はバンコク市内の電車活用方法について調べてみました。


タイ・バンコクを走る電車の種類

タイの鉄道は高架鉄道BTSや地下鉄MRTといったバンコク都内を走る鉄道と、バンコクからタイ国内全域に延びる国鉄SRTがあります。近年BTSとMRTは新しい路線が開業したり既存の路線が延伸したり、バンコクでの生活がどんどん便利になっていて、今後も更に拡大していく予定となっています。


高架鉄道 BTS(バンコク・スカイトレイン)

1999年に開業したBTS(スカイトレイン)はサイアム駅を中心としてシーロム線とスクンビット線の2路線が、それぞれシーロム通りやスクンビット通りなどバンコクの都心を走っています。運行時間は朝5時から24時近くまでと深夜を除きほとんどの時間利用が可能。2020年にはクルントンブリー駅からクローンサーン駅を結ぶ「ゴールドライン」が開通しました。こちらは朝6時から24時頃までの運行です。ラッシュ時は4分~5分の間隔で運行しています。 いずれの路線も今後も延伸する予定で都心だけでなく周辺地域へのアクセスの向上を目指しています。


バンコク市内の電車活用方法を伝授します

シーロムライン

シーロムラインはナショナルスタジアム駅とバンワー駅の間、バンコク中心部からチャオプラヤー川を西へと横切り伸びている路線です。途中サパーンタクシン駅にはチャオプラヤー川の定期船「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート」のサトーン船着場があり乗り継ぎが可能。更にその先のサラデーン駅ではMRTシーロム駅に接続しているので乗り換えられます。更にチョンノンシー駅からはBRT(バス高速輸送システム)への乗り換えもできるなど、様々な交通機関と繋がっていてかなり広範囲への移動が可能です。


スクンビットライン

スクンビットラインはアソークやプロンポン、トンローにエカマイとバンコク内で最も日本人が多いスクンビットエリアを通る路線で、エリアに暮らす日本人にとっては仕事や買い物などでの移動に欠かせない交通機関です。バンコクの南東にあるケーハ駅から北へと延伸を続け、2020年12月に「ドンムアン空港」があるドンムアン区のクーコット駅を含めた7つの駅が開業しました。途中パヤタイ駅からART(エアポート・レールリンク)に接続しているほか、アソーク駅とモーチット駅、更にハーイェーク・ラップラオ駅でMRTに接続していて乗り換えが可能です。


ゴールドライン

クルトンブリー駅からクローンサーン駅まで僅か3駅。チャオプラヤー川の西側に沿って走る「チャルーンナコン通り」の上を走行するタイ初の無人運転のモノレールです。クローンサーン区役所やチャオプラヤー川西岸にできた大型商業施設「アイコンサイアム」へのアクセスを良くするために建設されました。まだ1.72kmと短い路線ですが、クルントンブリー駅はシーロムラインと接続していて便利なほか、今後もほかの路線と接続するための延伸計画があるので一層便利になると思われます。ちなみに「アイコンサイアム」へはチャルーンナコン駅からアクセスします。


BTSの料金

BTSの乗車券は3種類あります。
○1回乗車券・・・16~59バーツの乗車券(目的地までの切符を購入し使用)
○1日乗車券(One-Day Pass)・・・140バーツで1日乗り放題
○ラビットカード・・・IC乗車券(発行手数料100バーツ、初回チャージ料金100バーツ)

ラビットカードには乗車回数別のものもあります。(15回乗車/465バーツなど)
発行日から45日以内、30日間限定で購入したカードの回数の乗車が可能で、1回の乗車の移動距離に制限がないので、乗車回数が多く移動距離も長い場合などはお得です。
観光での利用なら1回乗車券や1日乗車券で良いですが、長期滞在やタイで生活をする上でBTSを利用するという人はラビットカードが便利です。ただしラビットカードはBTSのみで利用可能です。

乗車券は駅構内の券売機で購入できます。デジタルパネル画面で目的地と運賃を確認して購入しましょう。旧式の券売機の場合は横にある路線図で目的地までの運賃を確認して、その運賃が表示されたボタンを押してからお金を入れます。旧式はお札が使用できないので、窓口で両替するかデジタルパネル画面の新型機を使用して下さい。

子ども料金の設定はありません。身長90cm未満の場合は無料です。券売機の横に身長の目安表があるので参考にして下さい。


地下鉄 MRT(バンコク・メトロ)

MRT(バンコク・メトロ)はバンコクの主要な公共交通機関の一つです。仕事でも観光でもMRTの利用に慣れることでとても便利になり行動範囲も広がります。MRTは国営のバンコク高速鉄道交通公社と民間のメトロ社が、首都圏の慢性的な交通渋滞の緩和と温室効果ガスの排出削減などを目的として共同で建設しました。ブルーラインとパープルラインの2路線があり、両方を合わせると駅の数は54にもなります。


ブルーライン(地下鉄)

2004年にタオプーン駅から南にあるタイ国有鉄道の4つの主要幹線の起点となるバンコク駅(フワランポーン駅)を繋ぐMRTフワランポーン駅までが開通しました。その後もチャオプラヤー川の西側方面へと延伸して2019年末には全線が開通。バンコクで初の環状運転を開始しました。シーロム駅・スクンビット駅・チャトチャック公園駅ではBTSに接続が可能になり、タオプーン駅ではMRTパープルラインへの乗り換えも可能になっています。車両の特徴は、混雑緩和のために中央部のドアの間の座席が左右とも撤去されていて座席数が少なくなっています。運賃は17~42バーツです。


パープルライン(高架鉄道)

タオプーン駅からチャオプラヤー川を越え北西部にあるクローンバンパイ駅を結ぶ高架鉄道です。2017年にブルーラインのバンスー駅~タオプーン駅間が開通し、今後は2027年を開業目標としてにタオプーン駅からサムヨード駅、ウォンウィアン・ヤイ駅、更にクルナイ駅へと延伸する計画となっています。車内は防犯カメラが設置されているほか、雨季に濡れたお客さんが座った後でも拭き取りやすいようプラスチック製の座席になっています。各駅の構内には公衆トイレが完備されています。運賃は17~42バーツです。


MRTの料金

MRTの乗車券は2種類あります。
〇1回乗車券(16~42バーツ):トークンと呼ばれる黒いコイン
〇MRTカード(IC乗車券):発行手数料30バーツ、デポジット料金50バーツ、初回チャージ100バーツ

1回乗車券はトークンとも呼ばれていて、購入当日のみ使えます。窓口や券売機で購入します。いずれも混雑していることが多いので、頻繁に利用する場合はMRTカードを発行しておくことをおすすめします。デポジット料金はカード返還の際に返却されるので、実際の発行にかかる金額はは30バーツとなります。ただし、MRTカードはMRTのみでの利用が可能。地下鉄の乗車料金も通常料金です。

MRTには子ども料金があります。14歳以下の子どもの身長が91〜120cmの場合は子ども料金(およそ半額)が適応されます。90cm以下の子どもの場合は無料です。駅構内には慎重の目安表があるのでチェックして下さい。


ARL(エアポート・レール・リンク)

スワンナプーム国際空港とバンコク中心部を結ぶ高速鉄道です。2010年8月に開業。当初はタイ国有鉄道が所有し傘下組織が運営していましたが、2021年に運営のみ民間企業に移りました。この先バンスー中央駅や、空港のあるドンムアン駅への延伸計画があるようです。


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SRT(タイ国鉄)

SRTはレッドラインと呼ばれていて、バンス―新駅から北方向に延びる路線「ダークレッドライン」、西方向に延びる路線「ライトレッドライン」の2つの路線で構成されています。
バンスー新駅はSRT建設のために新しく作られた駅で、ここからダークレッドラインでドンムアン空港までアクセスが可能になったことから、将来的にはタイを代表するターミナル駅となるそうです。


SRTのチケット購入

タイ国内の各駅や販売代理店、または24時間コールセンターへ電話(1690)をして購入することができます。一度に購入できるチケットは10枚が上限となっています。
チケットは利用する5日前までに購入手続きをして翌日午後10時までに受け取る必要があります。受け取らなかった場合は自動的にキャンセルされてしまいます。

身長150cm以下の子どもは子ども料金となります。おとなの約半額です。また、身長100cm以下、席が必要のない子どもは無料となっています。


タイ・バンコクで電車に乗る際の注意点

日本でも鉄道を利用する際に最低限守るべきルールや鉄道会社によって設定されたルールがあります。タイ・バンコクでも同じ。あらかじめルールを知っておいて戸惑うことなく快適に電車に乗りましょう。


ICカードは各線別

バンコク市内を走る主な路線、BTS、MRT、ARLにはそれぞれ使用できるIC乗車券があります。ただ、日本のSuicaやPASMOとは違ってどの路線でも共通して使うことができません。つまり通勤や通学などで3つの路線を利用するとしたら3枚のIC乗車券を持ち歩くことになります。


バンコク市内の電車活用方法を伝授します

飲食、喫煙禁止

BTSとMRTの列車内はもちろん駅構内でも飲食と喫煙が禁止されています。このルールが守られていることで駅構内も車内も清潔に保たれているのです。改札周辺などにゴミ箱が設置されているので処分して持ち込まないように気を付けましょう。タイでは他にも、車内では高齢者や身体に障害のある方だけでなく、子どもにも席を譲るといった暗黙のルールがあるので気を付けましょう。余談ですが、日本では見られない禁止事項も。タイの人たちの多くが好んで食べるドリアンの持ち込み禁止や風船の持ち込み禁止、サーフボードの持ち込み禁止、といった表記も見られます。駅構内には必ずパネル表示されているので利用する際には必ずその他の禁止事項も確認して下さい。


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バンコク市内の電車活用方法を伝授します

バンコク不動産は「春らんまん Comic Cafe & Bar」を運営する春らんまんグループの会社ですバンコク最大の漫画喫茶も運営しています。商談を喫茶スペースで行うことも可能です。弊社は2015年からタイ・バンコクで日本人向け不動産紹介業(サービスアパートからコンドミニアム)を行っています。2022年6月にバンコク不動産仲介業の老舗「タカラホーム」より不動産事業の譲渡を受けました。ますます便利に、ますます正直な不動産会社として頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。





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