タイ・バンコクでのSIMカードの購入方法
2022/06/20
タイ・バンコクへの海外赴任が決まったあなた。住む部屋やビザの手配も終わり一安心。ですが、バンコクで生活、仕事をするうえで必要な携帯電話の準備はできていますか?日本と同じくスマートフォン・携帯電話は日常生活では欠かせません。今回は携帯電話のSIMカードについて、バンコクで買えるものの種類や購入方法を紹介します。
タイでSIMカードを販売しているキャリアは3つ
現在、タイ国内では「AIS」「DTAC」「TrueMove」の3社がSIMカードを販売しています。一つずつご紹介します。
AIS
タイで最も大きな通信会社で、グリーンのブランドカラーが目印です。バンコクはもちろんタイ国内であればほぼ利用が可能でスピードも速く安定しているので人気です。
旅行者用として7日、8日、15日間使用できるプランがあります。プランによってデータ通信量も違うので自分に合ったものを選びましょう。
使い切ってしまった場合はAISショップやファミリーマートでチャージができるほか、テスコやマックスバリュなどスーパーでもチャージが可能です。
料金は8日間のプランで299バーツなどとなっています。駐在員などで長期間使用したい場合のプランもあります。プランによっては無料通話が付いていない場合があるので必ず確認しましょう。
DTAC
ライトブルーがブランドカラーのDTAC。こちらもタイ全体で問題なく使用できるキャリアです。プラン設定は5日、7日、8日間などで、例えば8日間で通信量が10.5GB、更に100バーツ分の無料電話が付いて299バーツといったプランがあります。容量は使い切ってしまった場合でもSIMカードにお金をチャージすることでそのまま利用を続けられます。
チャージはDTACのショップのほか、セブンイレブンなどでも可能です。
TrueMove
赤いブランドカラーのTrueMoveはAIS、DTACと比較して僅かに通信速度や利用環境の範囲が劣る印象です。旅行者用に8日、15日、30日間利用のプランがあり、例えば8日間のプランは3Gで299バーツに通話料金100バーツ分付きといったものになります。魅力はFBやLINEなどのコミュニケーションアプリの使用がデータチャージなしでできること。SNSで情報発信したい人には嬉しいサービスです。チャージがセブンイレブンで可能なのも便利です。
タイでSIMカードを購入する場所
慣れない国ではできるだけ早く連絡手段を確保しておきたいですよね。ここからはSIMカードの購入先や買い方についてご紹介します。
空港で入手する
タイの空港では外国人旅行者のためにSIMカードを販売しています。入国手続きを済ませたらまずそのフロアで購入カウンターを探してみましょう。例えばスワンナプーム空港、ドンムアン空港の場合、到着ゲートを出ると直ぐに購入カウンターがあります。恐らくどの空港も同じような場所にあると思われます。販売員さんは外国人旅行者の対応に慣れているので、お薦めのSIMカードを提示してくれて簡単に購入できます。基本的に英語なので滞在日数を伝えると直ぐに対応してくれます。
購入を決めると販売員さんがSIMを入れ替えてくれるので、使えるかどうかを確認し代金を払えば完了です。到着時間帯によっては購入カウンターが混雑している場合があります。そんな時には街でも購入できるので安心して下さい。
街にあるお店で入手
タイのデパートにもSIMを販売している店が入っています。バンコクやチェンマイなど大きな街のデパート、ショッピングセンターなどは英語で対応してくれる確率が高いです。少し小さめの商業施設や街の中心部から離れた場所でも販売店はありますが、地元の人たちの利用がメインなので英語が通じない場合や、旅行者のSIMカードの扱いに慣れていない場合があるので避けた方が良いかもしれません。
基本的に空港と同じで、滞在日数を伝えるとお薦めのSIMカードを提案してくれて選んで購入、となります。SIMカードの設定もお任せで安心です。
コンビニで入手
タイではコンビニにもSIMカードが置かれていて購入することができます。購入できるのはセブンイレブンで、タイでは1番多いコンビニチェーンなので便利です。
ただ、販売されているのは「TrueMove」のSIMカードのみとなっています。
コンビニで購入するSIMは、購入後にチャージ(タイではトップアップと言います)をする必要があるので、慣れない場所でいきなり利用するのは難しいと思われます。
日本でもSIMカードの購入が可能
「備えあれば憂いなし」と言います。タイに入国する前にSIMカードを切り替えたら心配をひとつ減らすことができます。私はAmazonで事前にSIMカードを購入して飛行機の中でSIMカードを差しなおしています。本当に楽になりました。
Amazonで入手する
タイのSIMカードは現地に到着してからでなくても、日本にいる間にAmazonなどネットで購入することもできます。到着して直ぐに利用できるので安心ですね。
上記3社のSIMカードはいずれもAmazonで販売されています。通常のAmazonのお買い物と変わらず、注文して届いたら内容を確認。自分でSIMを入れて完了です。
旅行会社経由で入手する
楽天が運営する海外旅行者のチケットやツアーの予約サービスをしている「Voyagin」のサイトではタイのSIMカードを販売しています。こちらはDTACの観光者向けSIM「ハッピーツーリストSIM 299」を販売していて、8日間で4Gが使い放題。国内の電話も国際電話も可能で100バーツ分の無料通話が付いています。同じ「ハッピーツーリストSIM 299」の使用者同士は通話時間が無制限。バンコクのスワンナプーム空港、ドンムアン空港、中心部のデパート「サイアムセンター」とプーケットのプーケット空港で受け取りが可能です。
受け取りは事前に送られて来たEチケットを印刷、または携帯画面で表示して現地の窓口で見せるだけ。BTSスカイトレインやマクドナルドの特別割引などの特典も付いているようです。
SIMカードはプリペイド・ポストペイドの2種類
タイのSIMカードには課金するタイプのプリペイド式、定額制のポストペイド式の2種類があります。
課金制・プリペイド式
プリペイド式のメリットは銀行口座が不要なコト。外国人旅行者が多く利用するのもこちらのタイプで、タイでは学生が多く利用しているようです。
簡単に入手でき、必要額だけチャージできるので無駄がありません。
ただ、通話料が月額制よりも高いことなどがデメリットとして挙げられます。
短く、決まった期間だけ滞在し利用する人には便利と言えます。
定額制・ポストペイド式
ポストペイド式は月額制なので、日本の携帯キャリアと同じような感覚で利用できます。安い基本料でオプションを付けたり、基本料は高くても通話無料分が充実していたりと様々なプランがあり、一度契約してもプラン変更できるのが便利です。
日本にいる時と使い方が変わらないのはストレスが少なく済むので、長期滞在する場合にはお薦めです。
それぞれの料金の目安
携帯電話・SIMカードを購入するときの注意点です。日本と違い、タイではSIMフリーの端末を購入した後、携帯電話会社でSIMカードのみを購入するのが一般的です。日本で使用しているSIMフリーの端末も利用が可能ですので、渡航前にSIMロックを解除しておけば使用できます。またSIMカードはプリペイド式のものならコンビニでも簡単に購入できます。現地で購入するのが不安だという方は日本で購入しておいて持ち込む方が安心かと思います。
タイの携帯電話のかけ方
最後に携帯電話で電話をかける方法をタイ国内同士の通話、または国をまたいで日本とタイの通話をそれぞれご紹介します。
タイからタイへの国内電話のかけ方
日本では固定電話に市外局番がありますがタイではありません。タイ国内の固定電話に掛けたい場合は、0から始まる9桁の電話番号を使用します。
携帯電話は10桁で08もしくは09から始まります。
タイ国内ならどこからでも同じ掛け方なので分かりやすいと思います。
日本からタイ、タイから日本への国際電話のかけ方
日本からタイの携帯電話に電話を掛ける場合は、
・010→タイの国番号(66)→相手の電話番号
となります。相手の電話番号の最初に付く“0”は必要ないので注意して下さい。
反対にタイから日本の携帯電話に掛ける場合は、
・国際電話識別番号→日本の国番号(81)→相手の電話番号
となります。同じく相手の電話番号の先頭“0”は要りません。
国際電話識別番号は使用する携帯会社によって違いますので事前に確認しておきましょう。
まとめ
海外赴任する方はポストペイド式がおすすめです。海外赴任をする方は事前に準備しておくと安心!家族やスタッフと連絡がつかなくて困らないよう、購入先や電話のかけ方をしっかり覚えておきましょう。SIMカードのことで困ったことがあれば、バンコク不動産にお立ち寄りください。 バンコク不動産は「春らんまん Comic Cafe & Bar」を運営する春らんまんグループの会社ですバンコク最大の漫画喫茶も運営しています。商談を喫茶スペースで行うことも可能です。
弊社は2015年からタイ・バンコクで日本人向け不動産紹介業(サービスアパートからコンドミニアム)を行っています。2022年6月にバンコク不動産仲介業の老舗「タカラホーム」より不動産事業の譲渡を受けました。ますます便利に、ますます正直な不動産会社として頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。