いま注目のタイのシラチャってどんな街?
2022/05/20
いま注目のタイのシラチャってどんな街?
タイの東部、タイランド湾沿岸のチョンブリー県にあるシラチャは、日本ではあまり知られていませんがタイではバンコクに次いで日本人が多く暮らしている街です。日本人に大人気のシラチャについてご紹介します。
シラチャの場所
バンコクのスワンナプーム国際空港から南へ約90km。車で1時間半ほどにこの街はあります。街から更に南へ40分程車で向かった先にはアジアの周辺国だけでなく世界各国から多くの観光客が訪れる高級リゾート地のパタヤがあります。
チョンブリーの中心地とパタヤのちょうど中間辺りに位置しているシラチャの街は、大きな港があることなどから海の幸に恵まれゆったりとした雰囲気です。
シラチャの現在
小さな漁村だったシラチャですが、1991年にタイの海洋物流の拠点としてレムチャバン港ができると長閑な景色は一転しました。内陸にあるバンコク港などよりも外海に近いことから、国際貿易港として急速に発展し、自動車や建設機械、電気機器などの日系企業が次々と入って来ました。それに伴いこの街の周辺に大規模な工業団地が幾つも建てられ、企業の駐在員としてこの地域に日本人が居住し始めたのです。
バンコクの中心地との距離感も良いことから、街中よりも落ち着いたこの街へと移り住む日本人も少なくなかったとのこと。次第にその数は増え続け、2009年に日本人学校が開校したことで家族を同伴し駐在する日本人が多くなり、それに合わせ飲食店の開業や商業施設の開発が進みまじめました。
更に2011年にタイを襲った大きな水害により甚大な被害を受けた地域にあった日系企業がこの街に工場などを移転したことから、日本人の人口が何倍にも膨れ上がったとのこと。
そのためサービスアパートメントやレジデンス型のホテルな、ど日本人向けの長期滞在施設や住宅の建設が急激に増加。更に周辺にある有名ゴルフ場やパタヤなどリゾート地を訪れる日本人を始めとしたアジア人観光客のためのコンドミニアムが建設されるなど、シラチャの街は大きく発展を遂げたのです。
シラチャの特徴
日本人街と呼ばれるほど日本人が多いことからタイの中でも治安が良いと言われています。日本語が通じる場所が多い為、初めての海外生活のハードルを下げてくれる印象。もともと日本人が多く住み始めたことで発展した街なので、日本人の住みやすさへの気配りがあちこちに見られます。それでも街並みはどこかエキゾチックな雰囲気。一歩路地を入ればアジア独特の素朴な景観が残っている不思議な場所です。
シラチャの日本人街
飲食店などの看板はもちろんのこと、通りに立ち並ぶ建物にも私たちが見慣れた企業の看板が見られるなど、外国にいることを感じさせない安心感があります。
日本食のレストランを始めとした飲食店はもちろん、多くの店で日本の食材や調味料、お菓子などを並べた棚を見掛けます。例えば、「ロビンソンデパート」にはユニクロやDAISOといった日本人の生活に欠かせない品物を揃えた店や、吉野屋、CoCo壱番屋、丸亀製麺といった馴染みのある日本食店が入っています。
「Jパーク日本村」は名前の通り日本人向けのショッピングモール。下着メーカーワコールやスポーツ用品のミズノ、スーパーのマックスバリュ、ツルハドラッグなど日本人の生活を支えてくれる店が入っているので心強いです。
更にここには幸楽苑ラーメンやとんかつさぼてん、和食さとなど名前を聞くだけでホッと肩の力が抜けそうな日本食の店が入っていて、懐かしい日本の料理が気軽に味わえるのが嬉しいです。大規模な店舗以外でも飲食店のメニューなどは日本語の表記が。言葉の面で生活の不便さが少ないのは助かりますね。
「サミティベート病院シラチャ」や「パヤタイシラチャ病院」といった総合病院ではシラチャで暮らす日本人のために通訳や専用窓口があります。健康面での不安が少ないのが何より有難いです。
シラチャ日本人学校
タイには「泰日協会学校」という日本人学校が2校あり、1校がバンコク、そしてもう1校がこのシラチャです。地域に暮らす日本人の子どもたちに可能な範囲で日本の小中学校と同程度の教育を提供するために創られたとのこと。本来タイでは外国人によって学校を創ることは認められていないのですが、タイと日本との友好親善を進めるために「泰日協会」というタイ法人が設立し運営している学校だそうです。
日本の文部科学省から認定を受けている学校なので、日本の文部科学省が定めた学習指導要領に基づいて、日本の教育免許を持っている先生が日本語で日本の教科書を使って授業を行います。
できる限り日本での教育と同じレベルの教育を行ってくれるので、万が一日本に帰国した際に勉強が遅れるとか授業の進め方に戸惑うといった不安が少なくて済みそうです。
それだけでなく、海外で学ぶ教育施設らしさも重視し、タイの子供たちと交流する機会を作りながら、国際社会で通用するコミュニケーション能力を身に着けたり、グローバルな視点を身に着けたりといった教育も行っているとのこと。
海外で暮らすという体験や学校での学びを通じて、日本の文化の再認識や日本人らしさを育む教育を大事にしているのだそうです。
授業では英語教育だけでなく、日本語以外の言葉の中で暮らす子供たちの日本語力を大切にするため、読書や作文の指導にも力を入れているとのこと。
タイの歴史や文化の学習も行いながら、ボランティア活動を通じてタイの国への理解も深める取り組みを行っているそうです。
学校行事は、水泳記録会や運動会といった体育会系の行事や授業参観など、日本の学校と大きな違いはありません。修学旅行や臨海学校など子供たちの成長に役立つ体験行事も行っているそうです。
職場体験や工場見学を行い働くことの大切さを学ぶほか、地域で学ぶタイの子供たちとの交流から文化の違いを伝えあい多様性を学ぶそうです。
在籍している生徒数は2021年4月の時点で小学生全16クラス368名、中学生全20クラス447名。
コロナ禍で少し下がっているようですが、感染状況により休業、再開を繰り返しながら現在も800名以上が学んでいるそうです。
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