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お役立ちコラム

タイの飲酒事情!お酒を飲んで良い年齢や禁酒日などを解説

2022/05/18

「郷に入れば郷に従え」と言いますが、タイの飲酒のルール・習慣は日本とは異なります。ここではタイ国内で飲酒する際の最低限の知識をお伝えします。タイは国民の95%以上が上座部仏教(小乗仏教)を信仰している仏教国です。男性は出家して始めて一人前として認められると信じられています。


仏教国家であるタイでは飲酒に関する独特のルールがあります

タンブン」(徳)を積む

タイ人の暮らしの中で「タンブン」(徳)を積むことは重要と考えられています。
徳を積むこと「善行の貯金」になるそうです。現世での幸福は前世でのタンブンの結果からもたらされていると考えられているため、タイ人は来世で幸せになるために頻繁にタンブンをします


仏教国家であるタイでは飲酒に関する独特のルールがあります

<タンブン(徳)になる行為>

● お寺に寄付をする
● 僧侶に托鉢する
● 出家する
● 息子を出家させる
● 小鳥や魚を逃がしてあげる
● 五戒を守る


五戒を守るとは

五戒とは仏語で在家の人の守るべき「五種の戒」のことです。
1.不殺生戒(生命のあるものを殺さない)
2.不偸盗戒(与えられないものを取らない)
3.不邪淫戒(みだらな男女関係を結ばない)
4.不妄語戒(偽りを語らない)
5.不飲酒戒(お酒を飲まない)


五戒の中にお酒を飲まないことになっているため、ある調査ではタイ国民の1/3が飲酒をしないと答えています。首都のバンコクでは飲酒文化が定着しているようですが、地方(特に南部)ではお酒を飲まない人が過半数を超えているそうです。


飲酒にまつわるルール・法律

仏教国家であるタイでは飲酒に関する独特のルールがあります。
日本は飲酒に関しては世界的にみても甘い国です。日本のように365日24時間、アルコールを入手可能な国は珍しいです。タイでは飲酒やお酒の販売に関する規制が厳しく、法律で定められています。また運用も厳格に行われています。日本人の方には注意が必要です。


飲酒可能な年齢

日本と同じく20歳。タイの成人年齢ということです。2008年2月に施行された2アルコール消費コントロール法(The Alcoholic Beverage Control Act)で、以前の18歳以上から引き上げられました。未成年が飲酒した場合は1年以内の懲役か最大2万バーツの罰金、または両方が課せられます。あまく考えずに現地のルールを順守してください。わからないことがあれば信用できるタイ人に意見を聞くことが重要です。


酒類の販売可能時間

タイではお酒を販売して良い時間が決まっています。
11:00〜14:00
17:00〜24:00
の間のみで、それ以外の時間はどの店舗もレジの設定で売れないようになっています。飲食店では販売可能時間ギリギリに注文してその後で飲むことは問題ありません。


飲酒が禁じられている場所

寺院・学校・病院・役所・ガソリンスタンド・公園などの公共の場ではお酒を飲んではいけません。違反をした場合は懲役か罰金、あるいはその両方を科せられる場合があります。日本では公園などの公共の場での飲酒が認められていることが多いですが、日本以外の国では公園などで飲酒できる国は限られています。


禁酒日

仏教由来の祝日や選挙の投票日前日と当日はお酒を飲んではいけないルールとなっています。仏教に関する祝日の禁酒は宗教を重んじる国ならではと言えますね。そして選挙の日は国民にとって重要な日。そんな日にお酒に酔った状態で投票に行くようなことがあれば正しい判断ができないという意味があるようです。
ただ、実際には飲食店での提供や店頭での販売が禁止となっている状態で、予め買っておいて自宅で飲むことまで厳密に禁止されているわけではないようです。


その他、タイのお酒にまつわる風習、マナー

ここからはタイならではのお酒にまつわるお話をいくつかご紹介します。


タイではビールに氷を入れて飲む

タイはとても暑いためビールに氷を入れて飲む風習があるそうです。
タイ料理屋さんでは、ビールの銘柄を聞かれるほかに、氷の有無を聞いてくれることがあるようですが、中には黙っていても「ビールとグラス」だけでなく漏れなく氷が付いてくる店もあります。折角なので試しに入れて飲んでみることをお薦めしますが、どうしても嫌だという人や飲んでみて口に合わなかったという人は注文の際に断りを入れておけば問題ありません。不衛生な水を使った氷が入っている場合がありますので注意してください。


お酒と一緒にドリアンを食べてはいけない

これは言い伝えのようなものですが、タイでは「お酒と一緒にドリアンを食べると死ぬ」と言われています。ちょっと怖いですよね。化学的な根拠はないようなので迷信だと思われますが、体調が悪くなる可能性はあるのだそうです。
ドリアンとお酒が胃の中で混ざると発酵してガスが発生するそうで、それに伴ってお腹に膨張感を覚えたり吐き気を感じたりするようです。実際に腹部に手術痕のある人がドリアンとビールを一緒に体に入れた後、ガスが発生して手術痕から腸壁が裂けて亡くなったという恐ろしい話もあるようです。また、ドリアンは血圧を急上昇させることもあるようで、お酒を飲んでドリアンを食べたことでくも膜下出血を起こした人もいるとのこと。持病があるなど様々な要因が重なって起きた事故のようなものだと思うのですが、どうやら体調不良になることは本当にあるようなので十分気を付けましょう。ホテル内でドリアンを食べることを禁止しているホテルがほとんどです。他のお客様の迷惑になるほど匂いが強烈です。


大人気のタイビールをご紹介

1年間の平均気温が30度を超えるタイではビールがたくさん飲まれています。
最後に人気のタイビールをご紹介しましょう。最近ではクラフトビールも人気です。


シンハービール

タイビールの中でも初心者にお薦めなのがシンハービール。タイ国内では「ビアシン」と呼ばれています。1933年にタイで生まれたこのビールはタイ王室でも認められた由緒あるビールで、年間生産量が約10億リットルと言われるほどの人気を誇ります。ラベルには古代神話に登場する獅子が描かれていて、タイ王室の高貴なイメージともピッタリ。獅子の上には1939年にタイ王室が特に優れた製品と認めた印として授与された神鳥ガルーダの紋章も輝いています。スパイシーで爽やかな味わいがアジア人向けと言われているので日本人の味覚にも合うとのこと。実際に日本国内でもタイ料理店やエスニック系のレストランで飲むことができるほど人気があるようです。初めてタイを訪れた人やタイでの生活を始めた人はまずこのビールを試してみることをお薦めします。


仏教国家であるタイでは飲酒に関する独特のルールがあります

チャーン

タイの象徴「笑顔」と「太陽の光」をイメージしたと言われるチャーンビールは1995年生まれ。タイ語で象を意味する「チャーン」に因んで2頭の象が描かれた美しい缶のデザインで、タイ国内で瞬く間に人気を集めシンハービールと名を連ねるビールとなりました。フルーツのようなホップの香りと心地良い風味が特徴。タイ料理の酸味や甘味、辛みなどの独特な味のバランスを更に引き立たせてくれることが人気の理由だそうです。地下深くの水源から汲み上げた軟水で仕込むため口当たりがとても滑らかなことも、タイ料理と相性が良い理由とのこと。
2017年にワールドビールアワードの賞を受賞して以来、毎年様々な賞に輝いています。

今ではタイ国内はビアシン(シンハービール)派とチャーン派に分かれると言われるほど親しまれており、東南アジアやアメリカ、ヨーロッパ各地で愛飲されるほど人気は世界中に広がっているようです。最近は新たにラガービールにコーヒーを注入した「チャーンエスプレッソラガー」が発売され、2021年のワールドビールアワードを受賞したことで更に注目を集めています。余談ですが、チャーンを生産しているタイ・ビバレッジはイギリスのサッカークラブチームのスポンサーとしても有名で、ユニフォームにはブランド名とロゴが描かれています。


リオビール

「タイビールと言えばシンハー」と言われていた1900年後半、チャーンが製造販売されると急速に人気が上がり、2003年にはシェア60%まで売り上げを拡大。遂に不動の座を奪われてしまいました。チャーンの登場をきっかけに、シンハーの製造元である「ブンロート・ブリュワリー社」が新たに製造販売したのがリオビールです。1998年に世に出て以来、低価格で飲みやすいと評判になり、チャーンを抜き国内でシェア1位のタイビールとなりました。シンハーは獅子、チャーンは象がシンボルとなっていますがリオビールはラベルに大きな「LEO」のロゴと豹がデザインされています。他のビールに比べると軽いのでタイの若者に人気。苦みが少ないためビール初心者や女性にもお薦め。スパイシーなタイ料理と合うことも受けが良いようです。

更にのど越しが良いことから、タイ国内だけでなく日本でも暑い夏にピッタリの飲みやすい発泡酒として人気なほか、世界40カ国以上で愛飲されているそうです。
現在タイ国内で飲まれているビールは90%近くをリオとチャーンが占めており、残りはシンハーのほかハイネケンといった輸入ビールのようです。

以上、駆け足でタイのお酒に関する情報をお届けしました。禁酒日、お酒の帰る場所などの制限もありますが、お酒を通じてタイ人とも大いに交流を深めてください。


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