バンコク本社02-162-0086

営業時間 9:00~18:00 (タイ時間) 水曜定休

日本事務所050-5532-0750

営業時間 9:00~18:00 (月曜~金曜) 11:00~20:00 (土日、祝祭日)

メールでの
お問合せ

ホーム>お役立ちコラム>タイの銀行事情!バンコクで暮らすためにあると便利な銀行口座

お役立ちコラム

タイの銀行事情!バンコクで暮らすためにあると便利な銀行口座

2022/01/04

タイの銀行事情や口座開設について解説

海外での生活と銀行は切り離せません。バンコクでの生活をスムーズにするためには銀行口座を持っておくと、とても便利です。
この記事では留学や就業でバンコクへのロングステイが決まった方や、これから移住を検討されている方に、バンコクの銀行と口座開設についてお伝えします。
(情報は2022年1月現在のものになります)

それではまずどんな銀行があるのかをみていきましょう。


タイにはどんな銀行があるの?

タイの銀行事情や口座開設について解説

タイにはさまざまな銀行がありますが、利用者の多さや規模で見ると、上位5つの銀行は下記の通りです。

・バンコク銀行
・クルンタイ銀行
・サイアム・コマーシャル銀行
・カシコン銀行
・アユタヤ銀行

これらがタイのメジャーな銀行です。よく耳にする都市の名前もみられますね。
この中でもとりわけ日本と関わりが深いのは、バンコク銀行(バンコック銀行)です。

バンコク銀行はタイ国内最大の商業銀行です。
創業は1944年、今年で77年目を迎えた老舗の銀行で、個人顧客の口座数は1700万以上にものぼります。 タイの人口が約7千万人ですので、人口のおよそ4分の1の人が口座を開設していることになり、引き落とし口座として利用する際にもとても便利です。
また、タイ国内に1190もの支店があるため利便性もとても高く、海外14か国に30の拠点もあります。
このように規模が大きく歴史ある銀行ですので、とても信頼が置けますね。


日本でバンコク銀行の口座開設は可能?

バンコク銀行は東京と大阪に支店がありますが、公式ホームページによりますと現在新規の口座開設は受け付けていないようです。
また、タイ国内で開設した口座に関する諸手続き(引き出し、記帳、ATMカードの利用)なども日本の支店では取り扱いができないとの事です。
(最新情報は公式ホームページでそのつどご確認ください)
それから、タイ国内であっても外国人はネット上での口座開設ができません。
つまり日本からタイへ移住する人が口座を開設する場合、口座の名義人となる本人が、タイ国内のバンコク銀行支店へ直接来店して手続きをする必要があります。

親日国で日本からの移住者が多いタイとはいえ、やはり金融機関の利用は不安な事も多いですよね。バンコク銀行では日本語の堪能なスタッフが常時スタンバイしている店舗があり、そちらがシーロム本店となります。
シーロム本店では2011年11月からジャパンデスクが備えられており、他の支店に比べ外国人が口座を開設する際の書類審査も緩和されています。
せっかく銀行まで足を運んでも開設できないととても不便ですし、何度も手続きをやり直す手間も避けたいですよね。
そうならない為にも、ジャパンデスクのあるシーロム本店に赴いて手続きを行うのが安心です。


口座開設の条件と必要書類

タイの銀行事情や口座開設について解説

日本国内で個人口座を開設するのとは異なり、タイで口座開設する際は下記のいずれかの条件を満たす必要があります。
・労働許可証(ワークパーミット)を取得している。
・長期滞在ビザ(ノンイミグラントB, ED,O, O-A)を取得している。

ちなみに労働許可証(ワークパーミット)は、就労ビザとは別に所轄の労働局へ申請し、取得する必要があります。
詳しくはタイ大使館または領事館のホームページなどで最新情報をご確認ください。


口座開設に必要な書類

長期滞在ビザのほか、口座開設に必要な書類は下記のとおりです。

・身分証明書:パスポート
・タイに滞在している証明書類:学校や勤務先の在籍証明
・住所を確認できる書類:アパートの契約書など
・初回口座開設費用:500バーツ
・ATMカード発行手数料:300バーツ
・初回入金の現金:任意

インターネットバンキング開設にはこれらのほか、タイ国内の電話番号が必要となります。
なおバンコク銀行の営業時間は午前8:30~15:30までとなっています。
手続きの時間がかかることを見越して、午前中には来店しておくと安心ですね。


口座維持費

タイの銀行口座は日本と異なり、口座維持費が必要です。
普通口座の場合、預金残高が2,000バーツ(2011年11月現在のレートでおよそ7,000円)以上あれば口座維持費はかかりません。
残高が2,000バーツ未満かつ1年間取引がないと、維持費として毎月50バーツが口座から引き落としされます。
つまり2,000バーツ未満のままおよそ3年間のあいだ一度も利用しないままでいると、口座維持費が差し引かれて残高が無くなってしまうおそれがあります。
また、口座引き落としができなくなったり残高がゼロ円になると、凍結されるおそれもあります。
もし口座を長期間利用する予定が無い場合、2,000バーツ以上を口座に預けておくと安心ですね。


ATMカード

ATMカード(キャッシュカード)は、ATM利用の際に必要な磁気カードのことです。
これはすでに銀行口座をお持ちの方ならご利用になられた事があるかと思います。
ATMカードの発行には手数料が100バーツ、年会費200バーツ程度かかります。
カードを持っていなくても現金をおろす方法もあるため、カードを無理に作る必要はありませんが、万が一に備えて持っておくのも良さそうです。


スマホアプリ

銀行のスマホアプリはタイでも普及しています。
スマホアプリをインストールすればATMカードを発行する必要はなくなり、手数料と年会費も不要となります。

スマホアプリでは下記の手続きが可能です。
 ・ATMでの入出金
 ・残高照会
 ・公共料金の支払い(電気代、水道代など)

アプリからQRコードを設定して現金を引き出すことができ、カードレスで現金を引き出せるのはとても斬新ですし便利ですね。
QRコードを利用しての出金方法は、まずアプリで引き出したい金額を設定します。
そして設定した時間内にATMに表示されるQRコードをアプリで読み込むと、現金が引き出せるという仕組みです。

アプリかATMカードのいずれかにまとめるのがスマートかとは思いますが、両方備えておくことをおすすめします。
海外で紛失物を探し出すのはたいへんな労力がかかりますし、そのうえ電話も銀行も利用できなくなるのはかなり深刻な状況です。
電波障害やアプリのエラーも絶対に起こらないとは言い切れません。
また反対にATMカードだけですと、磁気エラーでカードが読み込めない、ATMのエラーでカードが出てこないなどといったトラブルも予想されます。
いずれも一長一短ですので、使い分けられるようにしておくのが良さそうですね。


ネットバンクとモバイルバンク

インターネットバンキングとモバイルバンキングの利用には、ワークパーミット(労働許可書)や長期滞在のビザが必要です。
これらを取得済で所定の手続きを行えば、ネットバンクが開設できます。
ペーパーレスは便利ですが、こちらも万が一スマホが利用できなくなった場合のリスクを考えると、通帳と上手に併用するのが良さそうですね。


タイに口座を開設するメリット

日常生活で、予定外にちょっとした現金が必要になることもありますよね。
海外で日本の口座からそのつど引き出すのは、手間も手数料も余分にかかってしまいます。
長期滞在する場合には居住国の口座を開設するのがおすすめです。
また、日本ですと他銀行の場合600~700円程度、同銀行でも場合によっては100円~300円程度の送金手数料がかかる事もありますが、タイでは銀行同士の送金の際に手数料がかかりません。
長期滞在中は月額の賃貸を利用する人が多いかと思いますが、大家さんの銀行口座が自分の銀行と違う場合も振込手数料は不要です。
家賃などの固定費は毎月のことですから、口座を利用して上手にやりくりしましょう。
なお、金利については普通預金で年0.25%、定期預金で年0.5%となっています。
やや下がってはいますが、日本の金利よりは利率が良い状況です。
こちらも変動する可能性がありますので、口座開設の際に銀行で最新情報をチェックしておきましょう。


QRコード支払いが可能に

タイの銀行事情や口座開設について解説

タイではQRコード支払いが普及しており、ホテルや大型店舗はもちろん、街角の屋台や露店でもQRコードによる支払いに対応しているお店が増えています。
お店だけで無く、タクシーやオンラインデリバリー、動物病院などといったサービス業でもQRコードでの支払いが可能ですので、キャッシュレスはもしかすると日本より進んでいるかもしれません。銀行口座を開設することで、QRコード支払いを利用できるようになります。

QRを利用するメリットとしては、支払い履歴が明確に残る事です。
海外旅行で買物をする際には、支払いや金額の手違いなど、言葉の壁による行き違いがどうしても起きやすくなります。
しかし画面にはっきりと金額が表示され、ウェブに利用履歴が残れば、そういった行き違いを防ぐ事もできて安心ですね。

またATMの項目でもご説明しましたが、銀行のスマホアプリで設定しておけば、カードレスで口座からお金を引き出すこともできます。
QRコードを上手に活用していきましょう。


国際送金手数料について

タイの銀行で口座を作り、日本の銀行口座から送金をする際には手数料が発生します。
手数料は送金する額とその時点でのレートによって数千円~数万円におよぶ場合があり、なかなか見過ごせる金額ではありません。
そういった手数料をお得にできるサービスもあります。
各銀行や証券会社のほかに、国際送金手数料に特化した民間のサービスもあり、それぞれに利便性と特徴があります。
金融市場の変動にともなって手数料も変わることから、できる限りまとめて送金するのが理想ですが、長期滞在するうちに何度か送金が必要になることも予想されます。
タイで口座を開設するとともに、国際送金手数料の情報も集めておき、上手に活用しましょう。


快適なバンコクでの暮らしを

日本で難なくこなせていることも、海外となると想像以上に時間と手間がかかる事もあります。
出発前に銀行や支払いの違いについて調べ、動きが取りやすいようにしておくと安心ですね。
仕事も勉強も娯楽も、まずは生活の土台作りから。
いざというとき困らないように、住まいも各種手続きもしっかり整えておきましょう。

バンコク不動産では、安心してくつろげる素敵なお部屋をご紹介します。
是非一度お問い合わせください!
タイ・バンコクでの生活、楽しみですね!





TOP