タイ・バンコクで賃貸を探す!
2023/06/02
タイ・バンコクに住みたいと思ったら、まず!住まい探しです。ここではタイ・バンコクでの賃貸物件についてお話しします。
タイ・バンコクで賃貸を借りるには
バンコクで部屋を借りるには3つの方法があります。1つ目は赴任前にあらかじめ日本からタイ国内、現地の不動産会社に問い合わせる。2つ目は会社、もしくは先輩の駐在員に紹介・手配をお願いする。そして3つ目はまずは渡航し仮住まいをしながら自分の足で探す。のいずれかです。
ここでは不動産会社による仲介という方法をメインに部屋の探し方とタイの住宅事情についてお話します。
エリアごとの特徴を知る
バンコク内は幾つものエリアに分かれていてそれぞれが特徴を持っています。エリアの特徴を知ることで、現地での働きやすさや自分の生活スタイル、またはこだわりに合わせて住まいを探すことができます。
まずは住みたいエリアを探してみましょう。
タイはメインの大通りから伸びる小路を「ソイ(Soy)」と呼びます。バンコクの中心部には東西に延びる大通り「スクンビット通り」があり、この通りから北側に延びるソイには奇数番号が、南側に延びるソイには偶数番号がついています。小路の通り名は大通りの名前に番号を付けて「スクンビット・ソイ33」などと表します。
このスクンビット通りを中心とするスクンビットエリアのなかでも、単身者、家族連れを問わず日本人に人気なのが奇数側、つまり北側です。日本人学校が「スクンビット・ソイ17」と北側にあり送迎に便利なことや、日系のスーパーマーケットや日本人スタッフまたは日本語が話せるスタッフが常駐している大規模病院などが集中しています。こうしたことから奇数側を選ぶ人がとても多いのです。
ただ、人気が高いだけに賃料が割高。偶数側と比べ渋滞が多いことなどメリットばかりではないことも覚えておく必要があります。
駐在員としてバンコクで暮らす場合、特に日系企業が多く集まるビジネス街「シーロム・サトーン」エリアに勤務するという人にとっては、エリアに近く通勤に便利な偶数側が適していると思われます。
どのエリアも日本と同様に駅チカの物件が人気ですが、多少駅から距離があってもシャトルサービス付きの物件も少なくないので、そういった物件を選ぶことで快適に暮らすことができるでしょう。
A BTSアソーク駅~エカマイ駅北側
大型のショッピングモールやホテル、オフィス、公園など様々なものが集まり、東南アジアでも屈指の日本人居住エリアとされるプロンポンがあるこのエリア。日本人向けの「フジスーパー」やラーメン店、日本料理店など日系の店舗が多くあり、特に家族でバンコクに居住する人たちに人気です。
家族連れに人気があるもう一つの理由は子育てに適しているということ。日本人学校の送迎バスのルートがこのエリアに沢山あることや、学習塾やインターナショナルスクールも幾つもあります。
更に、エリア内にある「サミティヴェート・スクンビット病院」は長年に渡りバンコクに暮らす日本人の医療を支える心強い存在。2019年には「日本人医療センター」が開院して更に日本人向けの医療体制が充実しました。他にも日本人スタッフが通訳として在籍する病院が幾つかあり、健康面での安心感が得られる点もこのエリアの特徴といえるでしょう。
B BTSアソーク駅~エカマイ駅北側
このエリアも日本人が多く暮らしています。スクンビット通りを挟んだ北側同様、日本人学校への通学も不便はなく、塾やスクールも北側に多いですが通えない距離ではありません。
プロンポン駅前には大型デパートや大型スーパー、ショッピングモールなど商業施設が充実していて毎日の買い物や休日のお出掛けにも最適。ベンジャシリ公園はジョギングを楽しんだり犬の散歩をしたり、都会のオアシスで癒しの時間を過ごすことができます。
アソーク駅方面に近いエリアはオフィスビルが増えビジネス街といった印象なので、家族連れよりも単身で滞在する人に人気があります。
C BTSナナ駅~アソーク駅
ナナ駅は世界中から様々な人が集まる多民族エリア。インド系やアラブ系の人が集まるエリアではアラブ料理店などが建ち並び、韓国系の人が集まるエリアでは焼き肉店などが集まっています。特に夜になると屋台やパブ、ナイトクラブなどに明かりが灯り、様々な人種の人たちが訪れて歓楽街としての色が濃くなります。
日本人の居住者はあまり多くないため日本人向けの飲食店なども少なめですが、スクンビット・ソイ3にある「バムルンラード病院」は東南アジアで最大規模の病院の一つと言われる総合病院で、日本人専用のラウンジがあるなどバンコクで暮らす日本人にとって頼りになる医療施設です。
アソーク駅の前にあるターミナル21にはCoCo壱番屋や丸亀うどんなど日本人に馴染みのある飲食店が幾つもあるほかダイソーなどもあって便利です。
D プルンチット地区
プルンチットはバンコクで最も大きなオフィス街のシーロム・サトーンエリアの北側にあります。アメリカ大使公邸やオーストラリア大使館など多くの大使館が集まっているほか、高級ホテルや高級マンションが建ち並び東京の港区のような雰囲気。他のエリアに比べると欧米人が多く暮らしているようです。
プルンチット駅の周辺には高級デパートの「セントラル・エンバシー」をはじめ幾つものデパートやショッピングモールが並び多くの買い物客が訪れます。
エリアの南側、シーロム・サトーンとの間にあるルンピニー公園はバンコクのオアシス的な場所。ジョギングをしたりヨガや太極拳をする地元住民や、ベンチで読書をしたりして休憩するビジネスマンなどが見られます。
E シーロム・サトーン地区
バンコク最大規模といわれるビジネス街で、日系企業も多くオフィスを構えています。シーロム通り周辺は地元の人たちだけでなく観光客も多くいつも賑わっている印象。特にBTSサラデーン駅に直結している「シーロムコンプレックス」は有名ブランドや人気ブランドの店舗が集まり、飲食店やスーパーもある大型の商業施設。周辺にも多くの飲食店があることから休日などは特に賑わいます。
サトーンエリアは高層オフィスビルや高級ホテルが集まり、シーロムエリア同様日系企業のオフィスも多いですが、シーロムエリアに比べ日本人居住者は少なく日本人向けの飲食店や商店も少なめです。その理由として日本人エリアと言われるBTSアソーク駅~エカマイ駅北側辺りへのアクセスが悪く、日本人学校のスクールバスや幼稚園バスの送迎も行き届いていないことなどが挙げられます。
F BTSプラカノン駅~オンヌット駅北側
バンコク中心部から少し離れたこのエリアは近年高層コンドミニアムが増え始め、大型商業施設もできるなど都会的な雰囲気になって来ています。特にここ数年はオンヌット駅を利用する日本人が増え始め、日本食のレストランやお洒落なカフェが増えてきました。
オンヌット駅北口の「アヴァンニ・スクンビット・バンコク」や「センチュリー・ザ・ムービー・プラザ」、南口のハイパーマーケット「テスコロータス」「ロータス・スクンビット50」など、駅に直結して幾つもの商業施設が年々増加しました。これによって周辺に暮らす人たちの利便性が高くなりました。「センチュリー・ムービー・プラザ」に吉野屋や大戸屋、モスバーガーといった日本食の店やマツモトキヨシなどが入ったことや、日系スーパーの「マックスバリュ」などで日本の食材が手に入りやすいことなど、このエリアで日本人が暮らしやすい環境が整って来たようです。
賃貸物件のタイプを選ぶ
バンコクでは賃貸物件というとアパート、コンドミニアム、サービスアパートメント、タウンハウス、一軒家などに分類されます。その中で日本人に馴染みのある集合住宅は「アパート」「コンドミニアム」「サービスアパートメント」の3種類と思われます。
アパート
日本のアパートとは違い、1棟まるごと賃貸目的で建てられたマンションのことを言います。アパートのほとんどは法人のオーナーさんが建物1棟を所有、管理しているのがほとんどです。
高級なアパートは日本人駐在員向けが多く、網戸が設置されたりキッチンに大きなシンクが設置されるなど日本の住まいを意識した部屋が多いです。家電のトラブル、室内の修理修繕はオーナーから管理を任されているスタッフが対応してくれるので、部屋ごとにオーナーが異なるコンドミニアムに比べるとトラブルは少ないようです。
コンドミニアム
コンドミニアムとは、日本の不動産物件に例えると分譲マンションに一部屋一部屋を賃貸するようなものです。同じ建物でも部屋ごとにオーナーさんが違うので、内装や家具、家電などが異なります。そのため部屋の修繕や家電の修理といった不具合の対応もその部屋のオーナーさんにお願いすることになります。時にはオーナーさんとなかなか連絡が取れない、備え付けの家電の修理費用が自己負担となった、などのトラブルがあります。
賃料や退去時の精算もオーナーさんとの個別交渉となるので、退去時に高額な修繕費を請求されるというケースもあり注意が必要。トラブルを避けるため、信頼できる不動産会社を介して契約することをおすすめします。
サービスアパート
アパートにメイドサービスや生活備品などの付加価値が付けられた賃貸物件をサービスアパートメントと言います。
入り口にはレセプションがあり24時間対応してくれるなど、ホテルに暮らすといった印象。日本語が話せるスタッフ、もしくは日本人スタッフがいる物件もあります。コンドミニアムと同じく家具や家電、更に寝具やキッチンの調理器具、食器までも揃っている所が多く、入居して直ぐに生活できるのがメリットです。
同レベルのコンドミニアムやアパートに比べ賃料は少し高くなりますが、至れり尽くせりで安心も付いているのでおすすめ。キャンペーンを利用するとお得に契約できる可能性があります。
ぜひバンコク不動産へお問い合わせください!
それぞれの特徴を参考に物件を決めたら、現地の日系不動産会社に問い合わせ、予算や間取りや部屋のイメージ、立地などの希望を伝えて物件リストを作成してもらいます。大切な契約です。言葉のことなどを考えると、日系の不動産会社をおすすめします。
手前みそになりますが、バンコク不動産では、すぐにリストをお送りいたします。
気になる賃貸物件の内覧をする
気に入った物件を見つけたら、不動産会社の担当と日時を相談し一緒に物件を訪問しましょう。
バンコク不動産では お泊りのホテルまでの送迎もさせていただいています。
まだ地理のわからないバンコクで、安心ですね!
コロナ禍の現在、ほとんどの不動産会社でオンラインによる内見が可能となっています。スマートフォンやパソコンで部屋の様子を見ながら、キッチンの設備や収納スペース、バスルームの広さなど気になる所を担当者に問い合わせるなどして選べるので安心です。
バンコク不動産のホームページに内覧動画をほぼ毎日UPしています!
ぜひご覧ください。
賃貸物件の予約・予約金の支払い
立地が良く条件の揃った人気物件には入居希望者が集中します。気に入った部屋が見つかった場合はまず「予約金(相場は賃料の1ヶ月分)」を支払い早めに部屋をキープしておく必要があります。特に毎年2~4月にかけては転入・転出がピークとなります。早めに行動し希望に合った物件を押さえましょう。予約金の支払いから引っ越し、入居となるまで通常で1ヶ月ほどかかります。仕事や子供の学校に差し支えないよう余裕を持っておくことをおすすめします。
バンコクの物件を探すなら!
バンコク不動産では、各エリアの多種多様な物件をご紹介させていただいております。
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