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お役立ちコラム

タイ・バンコクの物価は上昇している⁈

2023/04/18

駐在員として、または移住目的でタイを訪れようと計画している人にとって、タイの物価や経済状態は気掛かりだと思います。タイは日本に比べると物価が安い国だとイメージしている人も少なくないでしょう。では実際どの程度違いがあるのでしょうか。今回はタイに住むなら知っておきたい「物価」について日本と比較しながらご紹介します。


タイの消費者物価指数

最新のニュースでは、8月にタイ商務省が発表した2022年7月の消費者物価指数(CPI)は前年の同月と比べ7.6%だったとのこと。産業用、輸送用などのエネルギー製品や水道やガス、電気といった公共料金の値上がり、更に食品の価格も値上がりが続いたことから、3ヶ月連続で約14年ぶりの高い水準となったそうです。タイの物価は諸外国と同じくコロナの影響を受けてはいるものの少しずつ上昇してきているようです。


バンコクの物価は日本より本当に安いのでしょうか?

タイ・バンコクの物価を日本と比べてみる

とはいえ、日本の物価と比べると、まだまだタイのほうが安いというイメージです。
実際に比べてみましょう。


食料品

国の物価水準を知るために指標とされやすい食料品を見てみましょう。


品目

日本の販売価格

タイの販売価格

ペットボトル水(500ml

100

30円(8バーツ)

コカコーラ(500ml

150

65円(17バーツ)

納豆(1パック)

30

110円(30バーツ)

ポッキー(1箱)

140

76円(20バーツ)


日本からの輸入品を除けばそのほとんどが日本に比べ安くなっています。
タイ国内で収穫できるお米は5kgあたり約720円(約75バーツ)と日本の平均的なお米5kgあたりの約1980円(総務省統計局の調査による)に比べ3分の1ほどの価格です。タイ原産のフルーツについても、例えばスイカは1個約185円で買えるのです。
上の表にある通り、納豆やポッキーなど日本の商品は日本の販売価格に比べ高いものもあれば安いものもあり様々です。


バンコクの物価は日本より本当に安いのでしょうか?

住居の賃貸費

タイ中心部と郊外では住居にかかる費用に大きな開きがあります。例えばバンコク中心部、日本人も多く暮らしていることで知られるスクンビットエリアなどでは、58㎡のコンドミニアムで約2万5,000バーツ(約9万5,000円)程度からとなっています。日本では特に東京都内で家族向けの広い部屋を借りる場合、10万を下らないのでかなり安いと考えられます。バンコク郊外のコンドミニアムであれば日本円で2万円台で借りられる物件もあります。

日本では東京郊外の多摩市や八王子市、或いは埼玉県所沢市や千葉県船橋市といったエリアでもワンルームでさえ4~6万円前後は必要です。万が一2万円台の物件に出会えたとしても、広さや設備、アクセスの良さで満足できるものではない場合が多いです。


交通費や光熱費

交通機関の初乗り運賃の比較(2022年8月時点)は以下の通りです。


交通機関

日本(東京)の料金

タイの料金

地下鉄

170円

64円(17バーツ)

タクシー

420円

130円(35バーツ)

バス

210円

38円(10バーツ)

(地下鉄は東京メトロ、バスは都営バス)


タイのバス料金は2種類あり、上記は冷房付きバスの料金です。冷房なしの場合は25円(6.5バーツ)です。
いずれもタイは日本に比べ食品価格と同じく約3分の1程度となっています。

光熱費について、タイでは水道料金がかなり安く1ヶ月に500円以下と言われています。ただし、飲料水が別となるので注意が必要。タイだけでなくアジアで水道水を飲むことができるのは日本とアラブ首長国連邦(UAE)のみとのこと。タイは首都バンコクの水道水などは水質基準に問題はないのですが、インフラ事情が悪く水道管の汚れや劣化により水が濁るなど健康に悪影響を及ぼす危険があるので飲むことができません。そのためタイで水は「買うもの」とされ家庭で使用する水道料金とは別にミネラルウォーターを購入する費用が掛かるのです。

電気代について、タイは一年を通して気温が高い国。日本の夏のような状態がほぼ一年中続くので、エアコンを一日中かけている場合には1ヶ月に6,000円を超えることもあるようです。

東京での水道料金は基本料金だけでも最低860円(2022年8月時点)と、既にタイの1ヶ月の金額を超えています。電気代は真夏、真冬にエアコンを付けっ放しにすると1万円を超えることを考えればタイの方が光熱費が安いことが分かります。


タイの物価はエリアによって違う

日本でも東京の都心と郊外、地方などエリアによって物価は異なるようにタイも首都であるバンコク、観光地として有名なプーケットなどエリアによって異なるのでご紹介します。


バンコク

タイの首都バンコクはオフィスビルが集中していて高級ホテルや大型商業施設も多く経済活動が活発な印象です。ただし日本の首都である東京に比べるとかなり物価は安い印象です。食料品はもちろん、交通費や光熱費も先程ご紹介した通りほとんどが東京よりも安いので、東京で生活するために必要なお金を用意して滞在する場合はかなりゆとりの暮らしができるかもしれません。


プーケット

日本人だけでなく世界中から観光客が訪れる人気リゾート地のプーケット島。ホテルもレストランも観光客向けなので首都バンコクなどに比べかなり物価が高いエリアとなっていて、時には日本と変わらない値段のお店も見られるほどです。

例えばバンコクの屋台でなら40~70バーツ(約150~260円)で食べることができるパッタイ(焼きそば)も、プーケットでは100バーツ(約380円)程度で販売されているのです。ローカルな印象の店でさえそれくらいの値段。更にお洒落なカフェなどはパッタイが2倍近い値段の場合もあります。


アユタヤ

世界遺産の街として有名な古都アユタヤ。バンコクから80kmほどにあり、多くの仏教寺院や遺跡があるこのエリアもプーケット同様世界中から多くの人が訪れます。ただ、観光地といってもプーケットとは違う印象。寺院で参拝をしたり歴史ある遺跡を巡ることを目的に訪れる人が多いです。高級ホテルなどは一部のエリアに限られていて飲食店もローカルな店が多くあります。

バンコクよりも物価は安く、例えば寺院の拝観料は50バーツ(約190円)~。バンコクの世界遺産として知られるワット・ポーの拝観料200バーツ(約760円)などに比べるとかなり安いです。アユタヤでは乗り物を利用して巡るのが通常ですが、現地で乗り物をレンタルする場合も自転車なら1日50バーツ(約190円)、バイクなら1日150バーツ(約570円)と非常に安いです。


バンコクの物価は日本より本当に安いのでしょうか?

是非、バンコク不動産をご用命ください。弊社は2015年からタイ・バンコクで日本人向け不動産紹介業(サービスアパートからコンドミニアム)を行っています。2022年6月にバンコク不動産仲介業の老舗「タカラホーム」より不動産事業の譲渡を受けました。ますます便利に、ますます正直な不動産会社として頑張ります。弊社の運営する日本の漫画が読める「春らんまんカフェ&バー(春カフェ)」、併設している熟成Pizzaが大人気の「春らんまんPizza & Bar」にも是非お立ち寄りください。


バンコクの物価は日本より本当に安いのでしょうか?




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