微笑みの国、タイの人口知っていますか?
2022/08/29
突然ですが、タイの人口はどれくらいだと思いますか?なかなか想像がつかないと思います。ここでは行ってみたい!住んでみたいと思う日本人が多いとされる、タイ・バンコクの人口を調査してみましょう。
タイの人口
タイ政府によると、2021年12月31日時点のタイの人口は6,617万1,439人になったそうです。日本の人口は1億2,700万人なので比較すると約半分ということです。人口密度(1平方キロメートルあたりに何人が住んでいるか)を計算してみると、タイの人口密度は約129人です。日本の人口密度は約336人なので、タイの約2.6倍の人が住んでいることになります。タイの方がゆったりと暮らしている印象ですね。
全人口のうち、6,519万7,783人がタイ人で97万3,656人はタイ人以外とのこと。タイ人の男女別では男性が3,182万9,467人、女性は3,336万5,316人と約153万人女性が多かったそうです。
都道県の人口
タイは1都76県の行政区画で構成されています。都県別の人口はバンコク都が一番多く約559万人とタイの全人口の約12%を占めました。周辺地域の郊外都市を含めた“都市圏人口”を含めた場合では東南アジア屈指のグローバル都市となります。バンコクに人口が集中する理由の一つはもちろんタイの首都であるということ。政治、経済の中心で、タイ国内だけでなくアジア各国、世界中から多くの人が集まってきているのです。
そしてもう一つの理由として交通機関の集中が挙げられます。スワンナプーム空港とバンコク中心部を繋ぐARTを始め、BTS(スカイトレイン)やMRT(ブルーライン/パープルライン)、更に新しく開業したSRT(ダークレッドライン/ライトレッドライン)といった鉄道により周辺地域、郊外と繋がっています。
このようにバンコクに人口が集中し始めたことによって様々な問題が発生しました。急激な経済の発展と人口増によって自動車やバイクによる交通渋滞も悪化。更にタイは温室効果ガスの排出による大気汚染の影響が最も大きな国の一つとなってしまったのです。これに危機感を抱いた政府はCOP21に出席しパリ協定に批准するなど、気候変動問題を最重要課題と認識して世界の国々と協力していくことを発表しました。現在、タイ政府は環境規制を強化するほか、カーボンニュートラル達成に向けた方針を表明。バンコクだけでなく国内の自動車のEV化を積極的に進めるなどの取り組みが始まっています。
次に多いのがナコーンラーチャシーマー県(通称コーラート)で約264万人。この2都県が突出しています。ナコーンラーチャシーマー県はバンコクから北東へ約259kmにある、タイ東北地方(イサーン)最大の都市でこの地方の玄関口に位置しています。
周辺には貴重な遺跡群や先史時代の墳墓などがあるほか、タイで最古の国立公園で世界遺産にも登録されている「カオヤイ国立公園」の広大な森林地帯があります。近年は国立公園へのアクセスが良い地域にリゾートホテルやゴルフ場、ワイナリーや観光牧場などが造られるなど観光業が発展し注目されています。
続いてはウボンラーチャターニー県。タイ最東部の都市で東をラオス、南はカンボジアの国境に接しています。先史時代の壁画や磨崖仏などが点在しているなど歴史や文化を体感できる地域として知られ、断崖の上からメコン川流域の景色を眺められる「パー・テーム国立公園」など観光でも有名です。また、ウボンラーチャターニー大学を始めとする高等教育や職業訓練教育に力を入れているこの地で、現在初の工業団地(ウボンラーチャターニー工業団地)の建設計画が進んでいて、完成すれば人口はかなり増えると予想されます。
日本でも耳馴染みのある「チェンマイ」はバンコクから北へ約720kmにあるタイ第2の都市ですが、人口の多さでは5位でした。「北方のバラ」言われるほど美しい古都として有名。様々な民族が入り混じるこの地域では言葉だけでなく建築様式や仏像の様式、料理や工芸などで「ランナー文化」と呼ばれる地域独自の文化や伝統が始まり現在に受け継がれています。余談ですが、チェンマイはミャンマーとの国境にあり、タイの古都ではなく1939年にタイに吸収されたランナー王国の都で「チェンマイ王朝」とも呼ばれていました。
タイに在住する日本人の人口は?
外務省のデータによると、タイに在留する日本人は2020年10月時点で81,187人とのこと。タイへの日本人渡航者は同時点で約35万人だそうです。バンコクの日本人学校の生徒数は2,350人。これはバンコクがタイで最も日本人が多く暮らしていることから必然的に出た数字と言えます。バンコク内で日本人街と呼ばれるほど日本人が多いスクンビットエリアには、アソークやプロンポンなど日本人駐在員が働くオフィスビル街やその家族が生活する高層マンションやコンドミニアム、ショッピングに利用する大型ショッピングモールなどもあることで有名です。
そのバンコクにある「バンコク日本人学校」と同じ泰日協会というタイ法人が設立した「シラチャ日本人学校」があるチョンブリー県のシラチャも近年日本人の人口が増え続けている地域です。バンコクの東に位置するチョンブリー県は、日系企業の工場が数多く集まり、そこで働く人たちのために巨大な工業団地があります。団地で暮らす日本人従業員やその家族のための飲食店や商店が多く、出張で訪れる日本人を含めた外国人向けのホテルやサービスアパートメントも多くあります。
2009年頃までは単身の駐在員が多かったようですが、日本人学校や幼稚園といった教育施設も作られたことなどから家族での日本人駐在員が増え始めました。シラチャ日本人学校には2021年4月の時点で448人の生徒が在籍しています。
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