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お役立ちコラム

家族でタイ・バンコクへ移住したいときの費用は?

2022/05/26

日本人のバンコク生活は家族がいるといないとは大違い

バンコクへ移住すると、家族の移住費用や生活費がどのくらいかかるかご存じですか。
一人で移住する場合の移住費用や生活費はそれほどかかりませんが、家族でバンコクへ移住すると話は変わってきます。バンコクへの移住を決定した後に、こんなに移住費用や生活費がかかるとは思わなかったと後悔しないようにしたいでしょう。この記事では、家族でタイ・バンコクへ移住したいときにかかる費用についてお伝えします。


家族で移住する場合のVISAはどうする?

家族でバンコクへ移住する場合は家族それぞれがタイ王国の発給する入国VISAが必要です。子供さんが学校に行く場合、奥様が家族として同居する場合、ご主人が仕事で駐在する場合など、滞在目的にあった滞在資格とそれに伴うVISAの申請が必要です。

以下では、家族でバンコクへ移住する場合に必要な各種VISAをご紹介します。


*以下、ご紹介するVISAの申請にかかる費用・条件などは必ず最寄りのタイ王国大使館などでご確認ください。ご紹介する情報はあくまでもご参考程度とお考えください。


インターナショナルスクール

タイ国内の教育機関へ入学する人に対しては、教育VISA(学生VISA)を発給してもらえます。
教育VISAは、以下の3つに分類されています。

・公立:国立の学校教育機関(国立大学・国立の語学学校)など
・私立:政府の認可を受けた学校教育の教育機関(インターナショナルスクールなど)
・それ以外:一般の語学学校やムエタイスクールなど

子供をインターナショナルスクールへ入学させる場合、教育VISAを取得します。すべての学校ではありませんが、一定の条件を満たすと親に保護者VISAを出してくれ学校もあります。保護者VISAを希望する場合は、学校に確認しておきましょう。

保護者VISAとは、未成年の学生の保護者を対象として発給されるVISAです。子供がインターナショナルスクールへ通う場合は、VISA発給の対象となります。子供の入学が決まったインターナショナルスクールに頼んで必要書類を作成してもらい申請するだけなので、手続きとしては簡単です。

ただし、以下のことに注意しましょう。
・学校によっては書類を作成してくれないところもあるので、確認する必要がある
・学生一人に対して保護者一人のVISAが発給される
・VISAを申請する日本の大使館あるいは領事館により提出を要求される書類が異なる
・未就園の妹弟に対しても保護者VISAの申請が可能だが、50万バーツ以上の子ども名義の銀行残高証明が必要となる


日本人のバンコク生活は家族がいるといないとは大違い

VISAの申請には、以下の費用がかります。

・インターナショナルスクールに支払うVISA fee(VISA申請用書類)として一人あたり10,000バーツ
・タイ大使館でのVISA申請費用として一人あたり9,000円


親子でそれぞれの学生VISAを取得

親子がそれぞれ学生VISAを取得するという方法があります。
子供の学生VISA申請のための書類を作成してくれる学校は多いのですが、保護者には書類を出してくれない学校もあります。
そのような場合は、親が語学学校へ入学して学生VISAを発給してもらうのです。タイ語の語学学校へ通学する必要があり、タイ語を真面目に学ぶ必要があります。
語学学校の学生に対するVISAは3ヶ月に1度更新する必要があり、更新をするイミグラントではタイ語による面接が行われます。語学学校で真面目に学んでいないとタイ語は上達しないので、更新の際に印象が悪くなるので注意してください。
VISAの申請費用は、有効期間3ヶ月の場合は9,000円、1年の場合は22,000円です。


子供は学生VISA、親はタイランドエリート

子供がタイの学校から学生VISAをもらい、親はタイランドエリートを取得するという方法があります。この方法はVISAを取得しやすいのがメリットです。タイランドエリートとは外国人長期滞在プログラムのことで、会員権の取得によりタイに5年以上の滞在が可能になる特別なメンバーシップです。取得する時に年齢や最低預金残高などの条件はなく、タイランドエリート会員権を購入するだけで5年から20年の長期滞在ができるようになります。タイランドエリートにはいろいろなメンバーシッププログラムがあり、各プログラムの費用は以下のとおりです。


エリートビザの種類 有効期間 年会費 費用
Elite Easy Access 5年間 なし 60万バーツ
Elite Family Excursion 5年間 なし 2名で80万バーツ
Elite Family Alternative 10年間 なし 80万バーツ
Elite Privilege Access 10年間 なし 100万バーツ
Elite Superiority Extension   20年間 なし 100万バーツ
Elite Ultimate Privilege 20年間 2.14万バーツ 214万バーツ
Elite Family Premium 20年間 1万バーツ 100万バーツ

子供は学生VISA、親が50歳を超えていたらリタイアメントVISA

リタイアメントVISAは、50歳以上の退職者を対象に一定の条件を満たすと発給されるVISAです。親が50歳以上である場合、子供は学生VISA、親はリタイアメントVISAを取得するという方法があります。リタイメントVISAには滞在期間が90日間のタイプと1年間のタイプがあり、後者はロングステイVISAと言われることがあります。前述のとおりリタイメントVISAは退職者を対象とするため、タイで仕事はできないので注意してください。仕事をしていることがばれると、VISAが発給してもらえなくなる可能性があります。リタイアメントVISAは、VISAの申請費用として2000バーツかかります。


タイランドエリートからロングステイVISAへ

子供は学生VISA、親は50歳になるまでタイランドエリートにして、50歳を超えたらロングステイVISAを申請して切り替える方法があります。現在の親の年齢から計算して、最適なタイランドエリートのプログラムを選択するといいでしょう。
ロングステイVISAへ切り替える場合、2,000バーツの費用がかかります。


家族で移住したときの生活費

物価が安いと言われるタイですが、実際にどのくらいの生活費がかかるのでしょうか。ここでは、家族でバンコクへ移住した場合の生活費をモデルケースでまとめてみました。


夫婦のみの生活

バンコクで外食中心のライフスタイルだと生活費は高くなります。夫婦で自炊中心のライフスタイルの場合は、生活費を抑えてある程度余裕のある生活ができます。
夫婦の月給を100,000バーツ(350,000円)とした場合、以下のような家計になります。


項目 バーツ 日本円
所得税 13000バーツ 45500
タイ社会保険 750バーツ 2625
住居費 20000バーツ 70000
食費 20000バーツ 70000
光熱費、水道費 1500バーツ 5250
通信費 (携帯電話、インターネット) 2000バーツ 7000
交通費 2400バーツ 8400
交際費 20000バーツ 70000
貯金 20350バーツ 71225

小さい子様(幼稚園・保育園)がいる3人家族

幼稚園や保育園に通う小さい子供がいる家族の場合、食費と養育費が家計に占める割合が高くなります。バンコクで日系やローカル系の保育園や幼稚園に通う場合、学期ごとに支払う学費が変わってきます。そのため、学期ごとに家計への負担が異なります。 先ほどと同様に夫婦の月給を100,000バーツ(350,000円)とした場合、以下のような家計になります。


項目 バーツ 日本円
所得税 13000バーツ 45500
タイ社会保険 750バーツ 2625
住居費 25000バーツ 87500
食費 30000バーツ 105000
光熱費、水道費 1500バーツ 5250
通信費 (携帯電話、インターネット)  2000バーツ 7000
交通費 3000バーツ 10500
交際費 4000バーツ 14000
一学期ごとの学費(1か月分) 16000バーツ 56000
貯金 4750バーツ 16625

その他の情報

タイでは住居費や光熱費、通信費が日本ほどかからないため、日本での生活よりもゆとりを持つことができます。夫婦2人の場合、2割程度を貯金へ回すことができるでしょう。
小さい子供がいる家族の場合、食費や養育費がかかるので、勤務している会社の補助や学資保険などを活用する必要があります。できるだけ節約して貯金したい場合は、レストランなどでの外食を控えて自炊や屋台を利用すると食費を抑えることができます。また、タイでの各種サービスの契約は日本語ではなく、タイ語や英語を使ったものを利用すると、費用を安くできます。できるだけタイ人に近いライフスタイルにすれば、お金が貯まるでしょう。

弊社のグループ会社「春らんまんカフェ&バー」はとってもリーゾナブルにお食事ができますので是非、お立ち寄りください。


家族住者に人気のエリア

BTSプロンポン駅、トンロー駅はバンコクで日本人が最も多く住むエリアであり、家族連れに人気があります。日本料理店や日系スーパーなどが多くあるため、日本にいるときと同じような食生活を楽しめます。アソーク~エカマイエリアには日系の幼稚園や日系学習塾があり、インタ-ショナルスクールへのアクセスがしやすいのが特徴です。安心して日本人が子供を教育できる教育環境が整っています。また日本語対応してくれるサミティベート病院があるため、日本にいるときと変わらない生活ができるエリアです。アソーク~エカマイエリアには日本人家族向けのファミリー物件が多くあり、日本人居住率100%というアパートもあります。


日本人のバンコク生活は家族がいるといないとは大違い

家族で住む部屋を探す

今回は、家族でタイ・バンコクへ移住したいときにかかる費用についてお伝えしました。バンコクへ家族で移住する前に、移住費用や生活費がどのくらいかかり、どういう手続きが必要かを把握しておくことは大切です。バンコクへ家族で移住することが決定したら、現地での生活の拠点を探す必要があります。バンコク不動産では、ご家族で住むのにぴったりのお部屋をご用意しています。いつでもお問い合わせください!

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