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お役立ちコラム

メイドさんを雇う生活がしたい!バンコクのメイドさん事情について

2022/04/20

人件費が日本に比べて安いタイで、日本人の家族がメイドさんを雇っている家庭は多く見られます

メイドさんを雇う生活がしたい!

日本で普通に暮らしている中で、お手伝いさんを雇うということを考える機会はあまりないと思います。芸能人などの有名人やセレブと言われる人たちの話のようでピンとこない人も多いのではないでしょうか。
タイ人の家族は共稼ぎ世帯が多く、日本に比べて住宅も広いなど様々な理由から、お手伝いさん、つまりメイドさんを雇っている家庭が多いです。掃除や洗濯、食事の用意や後片付けなどを任せて夫婦の負担を減らせることや、人件費が安く雇いやすいという理由からと思われます。

日本からタイに駐在している家庭でメイドさんを雇うことができるのは、日本円に換算すると人件費が安いためです。また、日本人駐在員の家族の一番身近にいるタイ人はメイドさんです。メイドさんは慣れないタイの生活でのトラブルや生活の中での細かな困りごとなどの際に、アドバイスをもらったり通訳の代わりになってくれます。メイドさんはタイで暮らす日本人にとって、とても頼りになる存在なのです。
そんなメイドさんの探し方や関わり方について詳しくご紹介していきます。


タイでのお手伝いさんの呼び方

日本では“家政婦さん”、“メイドさん”などと呼びますがタイでは“メーバーン(メーバン)”(メーはお母さん、バンは家)と呼んでいます。そしてタイに暮らす日本人の中では“メイドさん”や“アヤさん”と呼ばれることが多いです。
何故“アヤさん”という読んでいるのかハッキリとしていませんが、インドで子守のことを「アヤ」ということや、ポルトガルで祖母や家事を手伝う年配女性をaiaと呼ぶこと、他にも日本人女性の名前から付いたなど様々な由来があるようです。
本稿では“メイドさん”と呼びたいと思います。


メイドさんの仕事

「通い」と「住み込み」など雇用形態によってかなり違いがあります。
「通い」は決められた勤務日時に来て働いてもらうので、食器洗いや掃除、アイロンがけといった共働きの夫婦の家事のお手伝いという程度です。「住み込み」は子どものいる家庭などで幼稚園の送迎や両親の帰宅時までの子守り、料理なども含まれます。メイドさんにはベッドやシャワー、トイレなどが着いた部屋を用意する必要がありますが、タイの家族向けの住宅にはメイドさん用の部屋がついている場合が多いようです。
最近はプライバシーを重視する意味から「住み込み」よりも「通い」の方が多くなってきています。そのほか、日本食を作れる人やペットの世話ができる人、買い出しに行ってくれる人など様々な要望に応えてくれる場合がありますが、それなりに高い賃金を払うことになります。


人件費が日本に比べて安いタイで、日本人の家族がメイドさんを雇っている家庭は多く見られます

メイドさんの探し方

多くの日本人は勤務先の前任の人から引き継ぎをされたり、知り合いから紹介してもらったりするようです。信頼できる人からメイドさんを紹介していただくことに越したことはありません。

その他、入居した住まいの管理事務所や不動産業者の紹介を受ける人も多いようです。理由として地域の事情に詳しく、不動産会社などは特に日本人担当者がいる場合はメイドさんとの交渉事などの時に頼りになるということが挙げられます。
他にも、日本人向けのフリーペーパーを利用したり、居住しているアパートなどの掲示板を利用される方も多いです。

また最近は「アヤさんサービス」といったサイトや「バンコクのあや情報」というブログ、「バンコク掲示板」といった情報交換サイトなど、ネットでも探すことができるようです。

これからタイに住まいを探すという方は、掃除やベッドメイキングといったサービス(メイドサービス)がついたサービスアパートメントを探すのもお薦め。賃料にサービス料が含まれている場合があり、メイドさんを雇うよりも費用を抑えられる可能性があります。


給料の相場はどのくらい?

バンコクでは2020年1月の改定で最低賃金が約331バーツ/日です。コロナ禍の影響はありますがまだ上昇する見込みがあり、これはメイドさんを雇う場合の賃金にも直結しています。
・単身の居住者の場合、一日2時間、週3日の勤務で掃除や洗濯、アイロンがけといった仕事で3,000~5,000バーツ/週

・夫婦の居住者の場合、同じ日数や勤務時間、仕事内容で4,000~6,000バーツ/週

・家族で暮らす住まいの場合は一日4時間、週3日の勤務で掃除や洗濯、アイロンがけなどの仕事で5,000~8,000バーツ/週

・同じ勤務時間や仕事内容で週5日となると7,000~9,000バーツ/週

・同じ週5日で勤務時間を8時間、仕事内容に子守りや買い物、調理を追加する場合は10,000~12,000バーツ/週

メイドさんによって変動はしますが上記がバンコクの大体の相場です。
ちなみに、家族の住まいに「住み込み」でお願いする場合は勤務時間を8時間程度、休日を決めて週6日お願いするエイドとして12,000~15,000バーツといったところです。


人件費が日本に比べて安いタイで、日本人の家族がメイドさんを雇っている家庭は多く見られます

他にも雇用主の希望に応じ色々とオプションが設けられている場合があります。
日本語が話せる場合や日本食が作れる場合なども上記金額に加算することになります。更に年に1回、4月のソンクラン(タイ王国の旧正月)の前にボーナスを1ヶ月分支払う習慣があります。決して安くはない金額です。必要に応じて価格を交渉したり仕事内容を調整したりして賢く使いたいサービスと言えます。


メイドさんとのトラブル

ごく一部の方はメイドさんを召使だと思って威張り散らす方がいます。自分は日本から来てタイに一時、お邪魔しているんだと思う謙虚な気持ちが重要です。
どんな時も雇用契約に乗っ取って、メイドさんと良い関係性を築く努力を忘れないようにしてください。

日本人のご家族から、言葉も文化も違う知らない人を自宅に入れるのが心配とお聞きします。個人的には本当に心配なら、メイドさんは頼まない方が良いと思います。そうはいってもメイドさんの力が必要な場合に気を付けることをお話します。何より心配なのが「盗難」かもしれません。特に最初の頃は家を空けている間とても気掛かりだと思います。まず貴重品を目に付きやすい場所に置くのは避けましょう。自分がどこかに片づけた貴重品を見つからなくてメイドさんのせいにする方がいらっしゃいます。冗談では済まされない場合がありますので、人のせいにする前に自分を疑いましょう。

また、トラブルとして多いのが、給料の前借りを頼まれたり借金を頼まれたりといった金銭問題が挙げられます。どんなに良く働いてくれる人でも借金には応じないようにしましょう。こういったトラブルは折角築き上げたメイドさんとの信頼関係を損ねることになります。お互いのためと思って雇う側も気を配るよう心掛けましょう。


メイドさんとうまく付き合うコツ

トラブルなく双方が気持ち良く付き合っていくためにはどんなことに気を付けると良いでしょうか。言葉や文化の違いと同じく、生活の習慣も国によって大きく違います。特に日本人の几帳面さは仕事だけでなく家事など生活面でも海外の人たちとギャップがあるようです。
ここから主にタイ人のメイドさんとの付き合い方をまとめます。


洗濯や掃除の希望をうまく伝えるには?

あまりハードルを上げることのないよう、徐々に慣れて行ってもらうつもりでお願いをしましょう。例えば使用する洗剤の分量やトイレの掃除の仕方など、こだわりがある部分のみ最初に伝えるとか、場合によってはお手本として自分のやり方を見てもらうのもお薦めです。不満がある場合はやんわりと伝えるなど、普段からコミュニケーションを取ることで気軽に声を掛けられる空気を作っておくことが大切です。


連絡もなく休む、遅れる

契約書には無断欠勤や大幅な遅刻は減給するなどの記載がある場合も多いようですが、5~10分程度の遅刻は大目に見るという人がほとんどです。世界中で日本人ほど時間を守る人種はあまりいないことも事実。悪気なく遅れる場合も少なくないのです。ただし頻繁にそれが続くようならきちんと注意をする必要があります。まずは理由をしっかりと聞くこと。そして遅刻や無断欠勤は良くないこと、またこちらの生活に影響がある場合なども冷静にそれを伝えましょう。一方的に怒ったり感情的になることだけは避けた方が良いです。


頼んでおいた仕事をしていない

日本人によくある“空気を読む”とか“言わなくてもわかるはず”というのは海外では特に通じません。片付いていない、頼んだのにやってくれていない仕事はハッキリと指摘をしましょう。「袖口や襟首までしっかりアイロンがけして欲しい」「拭いたお皿は全部棚に戻しておいて欲しい」など明確に。細か過ぎるかなと思う場合は、やっておいてくれることでこちらが助かるとか有難いと一言添えると快く受け入れてくれるかもしれません。黙って放置するのは自分にとってもストレスが溜まります。相手もやらなくても良いものと誤解し今後やってくれない場合があります。お願いする仕事をメモに書いて渡すことも良いアイディアだと思います。言った言わないのトラブルを回避することができます。


過剰に望み過ぎないようにしましょう

何事も最初が肝心。契約の際にはこちらの要望をハッキリと伝えておく必要があります。そして自分が普段していることを完璧にこなして欲しいといった要求は通じないと思って付き合いましょう。メイドさんは忙しい自分たちの生活を手助けしてくれる存在です。例えば「時間は守る」「嘘を吐かない」など大まかな約束ごとを作り、まずは信頼関係を築くことを優先させましょう。


上手に注意するには

前もって伝えておいても守られていない、忘れてしまうということは誰にでもあります。ただ、だからと言って黙って見過ごしているとこの先ずっと間違ったまま仕事をされたり誤解を招く原因になります。困ったことがあったらその場で注意をしましょう。できる限り分かりやすく、言葉では難しい場合などはジェスチャーを加え丁寧に伝えることを心掛けましょう。

また、長くメイドをしている人はプライドが高い場合や自分なりの仕事の仕方を確立している場合もあるので、理由があれば聞く耳を持つなど落ち着いた対応をした方が良いです。決して頭ごなしに怒ったりして傷付けることのないよう気を付けましょう。

そして仕事に関してはプロ意識を持っているメイドさんを尊重し、感謝の気持ちを忘れず、日頃からコミュニケーションをとることを忘れないで下さい。どうしてもメイドさんとうまく意思疎通できない場合、言葉の壁は思っている以上に大きい場合があります。楽しくバンコクで暮らせるかどうかは、メイドさんとの関係によって大きく変わります。一番身近な、タイ人がメイドさんです。お互いに信頼できる良い関係を築いてバンコクの生活をエンジョイしましょう。


バンコクの生活の第一歩は住まい探しです

バンコク不動産の日本人スタッフは、長くバンコクに住んでいますので、メイドさん事情などにも精通した「バンコク情報ツウ」の集まりです!
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