タイでクレジットカードを使うなら!使える場所や取得方法、注意点を紹介
2022/02/09
赴任や移住でタイに住むなら支払い方法のひとつとしてクレジットカードがあると便利です。まだまだクレジットカードを使えるお店は少ないですが、現金を大量に持ち歩いたり、足りなくなったときに引き出したりするリスクや手間が省けます。今回はタイでクレジットカードを持つメリットや注意点を紹介。これから手配しようとしている方向けに取得方法や選び方のおすすめもお伝えします。
移住前に知っておきたいタイのクレジットカード事情
日本に比べ利用率が下がりますが、タイでもクレジットカードは広く使われています。街中であれば使える店舗も多く日用品の買い物や飲食に使えます。現金を持ち歩かないことは安心、便利と言えますね。
そして慣れないタイの硬貨や紙幣を扱わなくて済むこともメリットと言えます。
タイでクレジットカードを使える場所は?
ここからはクレジットカードを使えるお店、使えないお店や場所についてご紹介します。
使える場所
タイでは外国人が多く集まる場所、観光客やビジネスマンが利用するような場所であれば大抵クレジットカードを使用できると思われます。
例えばホテル、デパートなどの大型商業施設のほか高級レストランなどが挙げられます。飲食店は高級レストランだけでなく、チェーン展開している有名店などもかなり使用できます。スーパーマーケットなどは特に日本人を含め外国人が多く暮らしている地域にある場合、使用できることが多いです。コンビニは少額では使用できないなど制限がある所もあるので注意が必要。また、交通機関は回数券や定期券の購入の場合など条件が揃えば使用が可能です。
使えない場所
地元の人が多く利用しているお店や個人商店ではクレジットカードが使用できない場合があります。観光地であっても屋台やナイトマーケットといった場所では使用できない場合が多いです。ビジネス街など街の中心部ではあまり困ることはないと思われますが、地方へ行くほど使えないお店が多くなります。その他、電車やバス、トゥクトゥクといった交通機関も使えません。チップの支払いにも使えないので多少の現金は持ち歩く必要があります。
タイ生活でクレジットカードを持つメリット
タイ国内では街中と郊外など地域によってもクレジットカードへの対応にかなり差があるようです。ここからはタイで生活する中でクレジットカードを持つメリットについてお話します。
両替するときと比べて手数料が安い
タイで滞在する場合、日本円からバーツ、バーツから日本円へと両替をする必要があります。両替の際には必ず手数料が必要。タイでは金融機関だけでなく駅やホテルなど両替できる場所は至るところにありますが場所によって手数料が違い、中には10%近く掛かる所もあるので注意が必要です。
クレジットカードを使用する場合も事務手数料が掛かりますが、カード会社の違いなどはあっても大体1.6~2%ほどと両替をするより安く抑えられます。
高額な現金を持ち歩く必要がない
日本ほど治安の良い国はないと言われている通り、タイでも外国人観光客などを狙った犯罪は少なくありません。大金を持ち歩くのはもちろん、ATMでの引き出しにも注意を払うなど日本国内にいる時よりも更に気を付ける必要があります。
クレジットカードを持っていれば、大きな買い物でも大金を持ち歩く必要がなく安心。また滞在中に現金の残りを気にすることなく過ごせます。
海外旅行保険がついているカードがある
クレジットカードの種類やブランドにもよりますが、クレジットカードにあらかじめ海外旅行保険が付いている場合があります。そのため新たに海外旅行保険に加入する必要がない場合があるので確認してみると良いです。
カードによっては、そのクレジットカードを持っているだけで保険が適用される「自動付帯型」と、旅行費用の支払いにクレジットカードを利用した場合のみ保険が適用されるという「利用付帯型」があります。「利用付帯型」は適用条件がカードによって異なるので注意が必要です。
タイのクレジットカードを取得する方法
タイでクレジットカードを作るためには、タイ中央銀行で定められた条件を守る必要があります。必ず守る必要がある条件は外国人だけでなくタイの人も共通で“15,000バーツ以上の月収がある”ということ。外国人は更に労働許可証を取得していることなども挙げられます。他にも外国人はタイの各金融機関で決められた条件に沿う必要があります。審査に通らない場合は取得できない場合もあるのです。例えば、“タイで設立された会社で6ヶ月以上働いていること”や“月収50,000バーツ以上であること”などです。クレジットカードの取得に必要なものは労働許可証の他にもパスポートや収入を証明する給与証明書などの書類、申請する銀行の直近6ヶ月分以上の取引明細が確認できる通帳などです。他にも金融機関によって条件があるようなので確認する必要があります。申し込みはインターネットやデパートのクレジットカード専用カウンターなどでもできます。
クレジットカードの種類
日本と同じようにバンコク銀行やカシコン銀行といった金融機関が発行しているカードやデパートと連携したカードなどがあります。
一般カードやゴールド、プラチナカードなど特典やポイント制度などかなり違うので加入する前に詳細を発行元に問い合わせてみることをお薦めします。
クレジットカードのおすすめの選び方
クレジットカードの発行元や種類は様々なので、使用目的や生活スタイルに合わせて選びたいですね。ここからはお薦めの選び方を3つご紹介します。
主要国際ブランドを選ぶ
日本を含め世界的にVISAやMastercardといった国際ブランドの利用が多く、タイでもビジネス街、観光地など外国人が多い場所ではこの二つのどちらかが使えます。
またタイには駐在員や観光客などに日本人が多いことから、JCBが使用できる場所も多くあります。その為三つのいずれかを持つことをお薦めします。
海外旅行保険がついているものを選ぶ
クレジットカードに海外旅行保険が付いていればケガや病気の時、あるいは盗難に遭った時などにも補償してもらうことができます。補償内容は様々ですが、特に医療費の補償とカメラや時計、衣類などの盗難や破損、火災にあった場合の被害額の補償などが手厚いかどうか確認して選びましょう。
現地の施設優待がついているものを選ぶ
発行するカード会社によっては現地で様々な優待を受けられるサービスを付けている場合があります。例えば、タイのレストランなど飲食店で割引が受けられたリ、出先で困った時などにサポートしてくれる現地デスクを設けていたりします。それぞれの専用サイトなどを利用してお得なカードや便利なカードを選びましょう。
タイでクレジットカードを持つときに気を付けること
タイでクレジットカードを使用する場合はどんなことに注意をしたら良いでしょうか。
持ち歩く時や使う時の注意点をご紹介します。
スキミングに注意
タイで現地通貨を入手するためにクレジットカードを使用してキャッシングする場合などにはスキミングに気を付ける必要があります。 タイでは、観光客をターゲットとしたスキミング装置を仕込んだATMがあります。人気のない場所に設置されたATMはその可能性があるので絶対に使用してはいけません。必ず銀行や駅にあるATMを利用するようにしましょう。
高額請求や盗難に注意
タイではクレジットカードの盗難のほかに、高額な請求被害も多くあります。クレジットカードを使用した場合、伝票の控えは必ず確認し保管しましょう。
クレジットカードの盗難ももちろん、たとえ補償されるとしても悪用されたり、身分証や支払いに使用できなくなってしまうので気を付けなければいけません。
そして多額請求被害は利用伝票が改ざんされるなどした場合、カードの盗難と違い補償が難しくなるのだそうです。
万が一のトラブルに備えて、カード情報を控えておこう
クレジットカードに関する被害に遭ってしまった時のために、カード会社の連絡先はあらかじめ控えておくようにしましょう。クレジットカードの紛失・盗難に遭った場合、また不正利用されたといった場合、カード会社によっては保険が適用される場合があります。トラブルに遭ったら直ぐにカード会社に連絡しクレジットカードの利用を停止してもらうことが大事です。現地の警察に届け出も必要になります。
クレジットカードは私たちの生活では必需品となっています。メリットとデメリットをよく理解して、賢く使うことが大事だと思います。
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