深刻!タイ・バンコクの駐在妻の現実と悩み
2022/02/21
ご主人の仕事の人事異動に連れ添ってバンコク(海外)で生活をすることになった奥さん。駐在さんの妻なので、俗に「駐在妻」と呼ばれています。
ここでは駐在妻の悩みについてお話しします。
駐在妻のイメージ
駐在妻と聞くとどういうイメージを持ちますか?
とても素敵な部屋に住み、家事はメイドさんがしていて、毎日ヒマで、パーティ三昧で…と、いいことばかりを想像される方が多いかもしれません。
しかし、初めて体験する海外での生活、想像もしなかった現実や、突きつけられた環境のなかで、いろいろな悩みをかかえてしまう方もいらっしゃるようです。
言葉の壁
駐在を任されるくらいなので 多分ご主人は英語が使えて、ご近所さんや現地の方ともコミュニケーションが取れるのでしょうが、奥さまはそうとは限りません。
実際に住んでみてから勉強すればいいよね。とか、住んでみれば使えるようになるかも と思っているうちに半年や一年経ってしまいます。
結局、周囲の方とコミュニケ―ションも取れず、友達もできず、言葉の壁がずっと立ちはだかることになります。
ましてや タイのように 場所によっては英語があまり通じないという国の場合、こういう現実は多く見られます。
しかもタイ語は、発音も文字も独特で、簡単にマスターできるものではありません…。
外に出かけることが嫌になり、部屋に籠りがちになることもあるようです。
文化の違い(トイレ編)
バンコクの一般的な住居では水洗の洋式トイレなので「用を足す」という意味ではトイレに悩む必要はありません。
が、実はタイでは、トイレットペーパーを使うという文化がありません。『ヒップシャワー』や『シャワートイレ』などと呼ばれているタイ式ウォシュレットを使い 水で流します。
そのため、トイレは基本的にビショビショになりがちです。
掃除後のビショビショというのとは違い、用を足した後のお尻を洗い流した水で、便座からビショビショなのです。
住居以外の男性用トイレには日本と同じ小便器が設置されているところも多く、そのため男性にとってはそこまでの悩みではないかもしれませんが、女性にとってこの衛生環境には 嫌悪感を覚えるのは当然のことです。
高級ショッピングモールやホテルであれば、このような問題はほとんど解消されますが、普通のレストランでは、なかなかトイレに入る気になれません。
また、トイレットペーパーが使えるトイレがあったとしても、基本的に便器に流すことができません。タイの下水管はもともと細く作られているためです。
使ったトイレットペーパーは設置されているゴミ箱に入れますが、これも日本人にとってはなかなか慣れるものではありませんね。
文化の違いも、このような衛生面に関するものはかなり深刻ですね。
駐在妻同志の集まり
日本人が少ない地域ほど 濃厚すぎる日本人コミュニティの関係が煩わしくなりがちです。
妬み、嫉妬から陰口を言われたり、また、そういう会話の中に身を置かなくてはいけなくなったり…。小さいうわさも大きくなって 瞬く間に広がる強烈さがあります。
特に、ご主人の仕事やその立場と密接に関係する、海外駐在妻同士の交流は、想像するだけでも大変さが伝わってきます。
むしろ日本語で話せるので、ストレス解消になる という人もいます。人それぞれですが、ある意味、日本でいう社宅のような閉じた世界なので、合わない人には本当につらい現実です。
自分の振る舞いが夫の仕事にも影響しかねないので、駐在妻の大きな悩みです。
こういうことを嫌って あえて日本人があまり住んでいないコンドミニアムを探す人もいます。
が、駐在で移住する場合は、会社で部屋を手配することが多いので(家賃を負担してくれることはありがたいですが)好きなところに済むという選択肢がないことが多く、この集まりを避けることができなくなります。
治安・安全
外務省が出している危険レベルでは、バンコクはレベル1(十分注意)の地域にあたります。
タイの中でも、バンコクの治安は比較的良いとはされていますが、軽犯罪は日々発生していますので、事件やトラブルに巻き込まれないように 十分に注意する必要はあります。
スリや置き引き、ひったくり、またタクシーやトゥクトゥクなどを使った時のトラブルも多くあり、危険度は日本とは比べ物になりません。
世界的にも一番安全といわれている国で暮らしてきた日本人にとって、バンコクの治安の悪さ、安全ではないかもしれない毎日を暮らすことは 精神的な負担になり得ます。
社会の中の孤独
日本ではフルで仕事をしていたり、パートに出ていたのに、ご主人の海外赴任についてきたために仕事を辞め、バンコクでは 言葉もできないから、またはビザの関係で外で働くわけにもいかず、ずっと部屋の中で閉じこもっているという駐在妻が少なくありません。
仕事を通じて 社会に必要とされているという充実感を感じていた人にとっては、気が抜けたような、何をすればいいかわからないと言った空虚感を抱えてしまう人がいます。
夫婦関係が悪くなる
日本では一社員だっご主人も 海外赴任となるとそれなりの役職が付いて それに伴う責任も大きくなることがほとんどです。
そうなると帰宅時間が遅くなり、疲れて会話も無くなり、一番近くにいるのに理解しあえなくなる…。
日本にいたときよりも 関係が悪くなったという方は少なくありません。
駐在妻にとって、唯一の頼れる人であり、味方であるはずのご主人とぎくしゃくしてしまうことは、その他のいろいろな悩み以上に深刻なことです。
対処法:ブログやネットの活用
昔と違って 今はインターネットを活用できる時代。
同じような悩みを持つ人のブログを読んで納得したり、バンコクの習慣を勉強し理解することで解決できることも多いです。
また自分の悩みをブログにして 思いをぶつけるのもいいでしょう。
利用できるものはうまく使って 少しでも心の負担を軽くして 駐在妻生活をハッピーなものに変えていって欲しいと願うばかりです。
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