タイと言えば首都バンコクがもちろん有名ですが、それ以外にも大きな都市、魅力的な都市がたくさんあります。バンコクへの移住を考えている方も、タイの代表的な都市や、大まかな地理を事前に把握しておくことでタイのことをより深く知ることができるでしょう。そこで今回は観光にもおすすめのタイの代表的な都市、主要都市をご紹介します。

首都バンコク

まずは首都バンコクについて見ていきましょう。タイの首都バンコクはタイ随一の大都会で、「東南アジアのハブ」とも呼ばれる東南アジア屈指の国際都市です。
大手クレジットカード会社の調査による「世界渡航先ランキング」ではバンコクが何年も連続で1位に選ばれるほど、世界中の旅行者から愛される観光都市でもあります。特に中国からの旅行者が最も多く、市内の王宮や仏教寺院、水上マーケットなどが人気だったそうです。高層ビルの立ち並ぶ華やかな大都会と、厳かな仏教文化や伝統的な寺院が調和した街並みがバンコク最大の魅力です。

バンコクの人口

タイ国内の公的な統計によるとバンコクの人口は約550万人程度とされていますが、実際の人口は約800万人とも、1000万人とも推測されています。ニューヨーク市の人口が約800万人ですから、バンコクが国際的に見ても大都市であることがわかると思います。

バンコクには日本人も多く在住

バンコクには日本人も多く在住し、統計上で3万人、実際には10万人もの日本人がいると言われています。バンコクには日本人向けのレストランやスーパーも多数展開されているので、日本人にとっても非常に住みやすい街です。
特にシーロムの「タニヤ通り」や「プロンポン」「トンロー」といったエリアには昔から日本人が多く住んでいて、日本人向けの施設も多いことから、日本人街と呼ばれています。東京からバンコクへは直行便が出ていて、平均フライト時間は6〜7時間程度と、日本からのアクセスも良好。また、タイは親日国家としても知られ、日本人の移住にも寛大です。
条件さえ満たせば永住権を手に入れることも可能です。バンコクは日本人にとって移住しやすい都市と言えるでしょう。

タイ第二の都市チェンマイ

タイの北部、山岳地方に位置するタイ第二の都市がチェンマイです。チェンマイは「北方のバラ」とも称される美しい古都。様々な民族が交流する中で、「ランナー文化」と呼ばれるタイ北部独自の文化・伝統が育まれてきました。中でも特に伝統工芸が盛んな都市としても知られています。

チェンマイ郊外のボーサーンという町では古くからタイ北部の伝統工芸品である傘が生産されてきました。紙漉きから骨組み、模様付けまで全て手作りで行われ、色とりどりの美しい傘が今も作られ続けています。毎年1月には「ボーサーン傘祭り」というイベントが実施され、カラフルで美しい傘を存分に楽しむことができます。
また、チェンマイと言えばランタンを空に打ち上げる「コムローイ祭り」も有名です。夜空に和紙製のランタン（天燈）を放ち、天上のブッダに感謝の気持ちを捧げます。「コムローイ祭り」はディズニー映画「塔の上のラプンツェル」で描かれた幻想的な空飛ぶランタンのシーンのモデルになったと言われています。

リゾート地プーケット

タイ南部のアンダマン海に面するプーケット島はタイ最大の島。ここプーケットは世界有数のリゾート地として知られています。美しいエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜は「アンダマン海の真珠」と呼ばれ、世界中から愛されています。

プーケットは年間を通して気候が温暖で、最高気温は30〜35°C前後と常にビーチリゾートを楽しむことができます。また、プーケットタウンの旧市街地では18世紀当時の中国・ポルトガル様式の建築物を楽しむことができます。その他、伝統的な仏教寺院やナイトクラブなど、見どころはたくさん。
ビーチリゾートはもちろん、様々な観光スポットも充実しているのがプーケットの魅力です。

パタヤ

タイ東部のチョンブリー県にあるパタヤはバンコク郊外のリゾート地。バンコクから車で2時間程度で行ける、アクセスのよいリゾート地として、旅行者はもちろんバンコク在住者からも人気です。また、パタヤには多くのコンドミニアムがあり、別荘地や不動産投資先としても人気があります。

「パタヤビーチ」に関しては別の記事でもご紹介していますので、そちらもあわせてご確認ください。

タイを代表する人気ビーチリゾート「パタヤ」の魅力をご紹介！

遺跡の街アユタヤ

タイの中央部に位置する歴史都市、アユタヤ。かつてアユタヤ王朝の都として栄えたこの都市には、現在も壮大な遺跡群が残されています。伝統的な寺院や荘厳な仏塔、涅槃仏などの遺跡群は歴史公園として整備され、1991年には世界遺産に登録されました。

主な寺院や観光スポットとしては

・王宮寺院であるワット・プラシーサンペット
・ラメスワン王によって建立されたワット・プララーム
・木の根で覆われた仏頭が有名なワット・マハタート
・多くの宝物や仏像が発掘されたワット・ラチャブラナ

などがあります。

バンコク～アユタヤのアクセス

バンコクからアユタヤへは、タイ国鉄（SRT）を利用して1～2時間ほどでアクセスすることができます。バンコクへの移住者や駐在をされる方にとってもアユタヤはおすすめの観光スポット。時間があればアユタヤの遺跡群までぜひ足を延ばして、タイの歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

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いかがでしたでしょうか。タイには魅力的な都市や観光資源がたくさんあります。バンコクへの移住をお考えの方にも、バンコク以外のタイの魅力をもっともっと知って頂きたいと思います。

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