タイといえばビーチリゾートをイメージする人が多いと思いますが、タイには観光名所や世界遺産がたくさんあり世界中の観光客が訪れています。
観光客だけでなくタイ在住の方も休暇を利用してタイの名所や観光スポット、タイの有名な場所を訪れています。美しいタイの景色を見ると、タイ在住の方も心癒されるのでしょう。
この記事では、タイに移住をお考えの方向けに、タイの名所や観光スポットなど有名どころをご紹介します。

バンコクの観光名所

タイの首都バンコクは近代的な高層ビルや世界的に有名なホテルが立ち並ぶ一方で、古くからある有名寺院が街のいたるところにあります。新しいものと古いものとがうまく調和した独特のタイの景色がバンコクにはあります。
ここでは、タイへ行ったら外せない定番のバンコクの観光名所を紹介します。

ワット・ポー

ワット・ポーはタイ最古の寺院として有名で、最高位の寺院でもあります。巨大な黄金の涅槃仏（ねはんぶつ）が安置されていることで有名で、全長約46ｍ、高さ約15ｍの大きさには驚かされます。
ワット・ポーは「ワット・プラケオ」「ワット・アルン」を含めたバンコクの3大寺院の1つであり、バンコクの寺院巡りの定番コースとなっています。
また、ワット・ポーはタイ伝統医療の中心地でもあり、タイ古式マッサージを受けたり、学んだりする場所でもあります。
拝観料は大人200バーツ、子ども無料です。

ワット・プラケオ

ワット・プラケオは王宮の敷地内にあり、エメラルド寺院と言われるほど金で装飾されたきらびやかさで有名な寺院です。ワット・プラケオは、1782年にラーマ1世が自ら住む城として建築されました。王室専用の寺院のため、タイ国内ではトップレベルの格式であることは有名です。
タイの王室は国民から愛されていて、多くのタイ人はワット・プラケオへ訪れることに憧れています。日本の皇居と日光東照宮をいっしょにしたような場所と例えることができるでしょう。
寺院内の黄金の仏舎利塔は多くの人の目を引き、澄み切った青空とのコントラストは神々しさを感じさせてくれます。 仏舎利塔の中には仏様の遺骨が納骨されていると言われ、タイを守護する象徴として有名です。タイで寺院巡りをするのなら、外せない定番の観光スポットです。
拝観料は大人200バーツ、子ども無料です。

ワット・アルン

ワット・アルンは美しい寺院として有名ですが、美しいタイの風景を眺められる場所でもあります。朝焼けの景色の美しさは感動するほどで、三島由紀夫の小説「暁の寺」で描写されているほどです。
ワット・アルンとバンコクの中心部はチャオプラヤー川で隔てられているため、アクセスするには渡し舟を利用しなくてはなりません。渡し舟で5分ほどで対岸に到着しますが、チャオプラヤー川の自然の風を感じることができます。
ワット・アルンには 大仏塔という寺の象徴があり、頂上まで登ることができます。高さ80mほどなので、登りたい場合は運動しやすい服装や靴を準備しておきましょう。頂上からチャオプラヤー川とバンコク市内を眺望できるので、タイの風景を見たい人にはおすすめの観光スポットです。
拝観料は大人200バーツです。

ワット・パク・ナム

インスタグラムの投稿が拡散されてから注目を浴びるようになった寺院です。寺院の中は色鮮やかで幻想的な空間で、写真を見ただけで行きたくなります。ワット・パク・ナムのような内部がきらびやかな寺院は日本にはあまりないので、女性に大人気のタイ観光スポットです。
創設されたのはアユタヤ時代で王室の寺院として有名ですが、他の寺院とはちょっと違った雰囲気が人気の秘密でもあります。

ラチャダー鉄道市場

約1000軒の屋台が出店している鉄道マーケットで、MRTタイカルチャーセンター駅から歩いていける場所にあります。営業時間は、木曜日から日曜日の午後5時頃から深夜0時頃までです。
屋台では雑貨や洋服、アンティークが販売されていて、理髪店や食べ物を提供している店もあります。中心の建物はレトロな雰囲気で、おしゃれなカフェがたくさん出店されています。
広場ではライブやコンサートが開催され、タイの若者や観光客が集まってきてとても賑やかです。密集した屋台のカラフルな屋根を撮影する人は多く、新しいタイの名所となっています。

カオサン通り

カオサン通りは300ｍほどの短い通りに広がる繁華街ですが、ディープなタイを体験したいのなら外せない観光名所です。通りには安宿がひしめき合っていて、世界中の旅好きの若者が憧れる「バックパッカーの聖地」として知られています。
レストランや屋台、お土産屋、マッサージ店などさまざまなお店があり、タイのファッションの発祥の場所になっています。外国人観光客だけでなくタイの若者も集まってきて、夜も昼も活気に満ち溢れています。

チェンマイの観光名所

タイの第二の都市であるチェンマイはタイ北部に位置し、バンコクとは対照的に自然が豊かでゆったりとした時が流れる歴史ある都市です。バンコクより治安が良く、物価が安いため、長期滞在する観光客が集まってきます。
歴史のある都市なので寺院などの観光名所の数は多いですが、おしゃれなカフェもある人気の観光エリアです。

ワット・プラタート・ドイ・ステープ

ワット・プラタート・ドイ・ステープは、標高1080mのステープ山頂付近にあるタイ北部で最も神聖な寺院です。1383年にタイ北部を統治していたランナータイ王朝6代目王・クーナ王により建立されたとされています。
この寺院の境内には展望台があり、チェンマイの街並みを一望できるタイの名所でもあります。美しいチェンマイ市内を見下ろしたい人にはおすすめの絶景スポットです。
寺院には高さ22mの黄金の塔があり、装飾の美しさに多くの人が心を打たれています。仏塔の中には仏陀の遺骨が納骨されていて、信仰心の厚い人が訪れています。

コムローイ祭り

コムローイ祭りは10月～11月の満月の夜に開催される水の精霊に感謝をする仏教のお祭りです。願いをこめたランタンを夜空に放ち、天にいるとされているブッダへ感謝の気持ちを表すお祭りでもあります。チェンマイ地方では「イーペン祭り」と言われています。
ランタンが夜空に舞い上がる景色は幻想的、映画のワンシーンのモデルになったそうです。人気のタイの景色であり、毎年多くの観光客がコムローイ祭りへ訪れています。

メーサー・ エレファント キャンプ

チェンマイ市内から車で30分でアクセスできるメーサー・エレファントキャンプは、1976年にオープンしてから象の飼育、調教、保護をしているキャンプです。起伏の激しい山道を象に乗ってトレッキングしたり、象のサッカーやお絵描きを見学したりできます。日本ではできないことばかりなので、一度体験してみることをおすすめします。

アユタヤの観光名所

アユタヤはバンコクの北部80kmほどの位置にある古都です。かつては400年以上の歴史のあったアユタヤ王朝の都でしたが、ビルマ軍からの攻撃により壊滅しました。戦闘により当時の建造物はほとんどが破壊されましたが、一部の建物が遺跡となりました。現在ではタイの観光名所として有名で、多く外国人観光客が訪れています。

アユタヤ遺跡

現在のアユタヤ遺跡は歴史公園となっていて、当時のアユタヤ王朝の繁栄は遺跡の一部を見ることでうかがい知れます。ビルマ軍の攻撃が激しかったため寺院や仏像が完全な形で残っているものが少ないのは残念です。
アユタヤ遺跡の見どころとしては、「ワット・ヤイチャイモンコン」「ワット・マハータート」「ワット・プラ・シーサンペット」「ワット・プララム」の4つの寺院、大塔「ワット・ラーチャブラナ」などがあります。アユタヤ遺跡は世界遺産に登録されているのでタイでは定番の観光名所です。

プーケットの観光名所

バンコクから飛行機で約1時間半でアクセスできるアンダマン海に面したタイ南部の島「プーケット」。タイ最大の島であるプーケット島は白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がるため「アンダマン海の真珠」と言われています。
年間600万人以上の観光客が訪れるリゾートで、いくつものビーチでマリンスポーツを楽しめます。

ピピ島

プーケットから東側に約45kmの場所にあり、スピードボートで約1時間でアクセスできます。ピピ島は6つの島で構成されていて、最大の島「ピピ・ドン島」が中心となる観光地です。
また「ピピ・レイ島」のマヤ湾は、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」で有名になり、多くの観光客が訪れるようになりました。あまりにも多く人が訪れたため、一時は観光ができなくなったことがあります。
エメラルドグリーンに澄み渡ったプーケットの海では、シュノーケリングやスキューバダイビングなどのアクティビティが人気です。1日に複数の島を巡るツアーに参加することもできます。美しい珊瑚礁とヤシの木のあるピピ島の神秘的な風景は、地上の楽園と言われ多くの観光客を魅了しています。

パタヤの観光名所

パタヤはバンコクの東南約160kmの場所にあるビーチリゾートです。バンコクから車で約２時間半ほどで行けるので、日帰りで観光することもできます。観光名所が多いため外国人観光客に人気があり、毎年のようにリピーターがパタヤを訪れています。

パタヤビーチ

タイ湾に面し4㎞に渡って南北に広がるパタヤビーチは、パタヤのメインビーチです。カラフルなパラソルがビーチに並んでいて、ビーチ沿いにはホテルやレストランが立ち並び、連日多くの人で賑わっています。ビーチではパラセイリングやバナナボート、ジェットスキーなどのマリンスポーツを満喫できます。ビーチ沿いを散歩したり、オーシャンビューのレストランから海を見ながらゆっくり食事をするのもいいでしょう。

ジョムティエン

パタヤの中心部からミニバスに乗って15分ほどでアクセスできる場所にあります。パタヤビーチほど多くの人は集まらないため、ゆったりと落ち着いた雰囲気を楽しめるビーチです。
ビーチは約6kmあり、家族連れでも楽しめます。バナナボートやシーカヌー、ウインドサーフィンなどマリンスポーツも楽しめます。

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今回はタイの名所や観光スポットなど有名どころを紹介しました。
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